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松山大学
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松山短期大学

入学式式辞

2013(平成25)年度松山短期大学入学式学長式辞

  春爛漫の季節を迎え、本日ここに、多くの御父母の皆様、御来賓の皆様方をお迎えして、入学式を挙行できますこと、大変な喜びに存じます。
  入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます。長い受験勉強から解放されて、今日から皆さんは、松山短期大学の学生になります。
  本学の歴史は長く、皆さんは61年目の入学生となります。本学は、1952年(昭和27年)に松山大学に併設する形で、夜間開講の「商科第2部」として設立されました。以来、着実に歩みを進め、現在に至っているのであります。設立時の目的は、有職者でかつ夜間勉学に勤しみたいという当時の若い人々の強い要望に基づいて、その学びの機会を設けるということでありました。近年では、社会人の皆さんの入学は減少し、ほとんどが18歳の皆さんで占められるようになりました。
  そうはいっても、本学の伝統の一つは、依然、社会人の入学にあることは間違いではありません。つまり、高等教育機関の、しかも夜間開講の大学の存在意義の灯は消えていないということであります。高学歴化が進んでいる今日の社会にあっても、社会人の学びの要請に応えていくことも本学にとって大きな課題の一つであります。わが国の高等教育機関は、四年制大学、短期大学さらには各種資格取得を目指す専門学校をはじめ様々な教育機関があります。しかしながら、「学ぶ」機会は多数あっても、学びたいという要求を十分に満たしているかどうかは、さらに深く検討を重ねていかなければならないようにも思われます。
  入学生の皆さんが、これから学生生活を送る本学の建学の精神、教育の理念に校訓「三実」と呼び親しまれている言葉があります。松山大学と共有している精神でありますが、「真実・実用・忠実」の三つの実をとって、校訓「三実」と呼んでいるわけであります。二年間の修学期間の間、皆さんは、絶えず真理の探究に努めていかなければなりません。世の中に変わらないものはありません。また、時代とともに新しい問題も数多く発生します。それらの全体的な理解を求め続けていくことが涵養であります。そこで得た知識を社会に還元していくことも極めて重要なことであります。さらに、人間は、一人では生きていくことはできません。他人(人)に対して尊厳の精神を持ち続けなければならないのです。校訓「三実」とは、こうした内容が凝縮された言葉であると理解していただきたいと存じます。
  日本の社会に目を転じますと、経済問題等にやや明るい兆しが見え始めてもいます。しかし、グローバル化の負の側面、(たとえば、所得格差であるとか環境破壊であるとかです)も根本的には解決していません。このような社会問題が、なぜ、どうして起こるのか。また、その解決の道・方法にはどのようなものがあるのか等々。これから始まる大学生活の中で積極的に学んで行って欲しいと思います。本学には、様々な分野の専門的知識を持った諸先生方がおられます。講義のなかで、また、講義外の機会を捉えて、是非、先生方との交流も深めて行って欲しいと思います。
  カリキュラムの内容も、商科第2部の中心は、経済学・経営学・法学などであります。同時に、情報化社会にあって、ITスキルズなどの関連科目もあります。できる限り多くの知識を習得していくことを意識的に目指して行って下さい。大学は、高校までと違って、自分で意思決定する場であります。強い精神力、生きる力を修得するためには、新しいことに、より深い知識に貪欲でなければなりません。様々な能力は、その結果として自分のものになるはずであります。
  本学には、課外活動として、各種のスポーツクラブもあります。テニス部などは、過去全国制覇を何度か成し遂げた実績のあるクラブでもあります。是非、皆さんも課外活動に参加されて、有意義な学生生活を送ってください。
  二年間という限られた時間でありますが、現代社会における社会人としての基礎的能力を必ずや身につけることができるものと確信しております。皆さんのご奮闘を期待しております。
以上、簡単でありますが、皆さんのご入学に際してのお祝いの言葉に代えたいと存じます。本日は、ご入学まことにおめでとうございます。

          
2013(平成25)4月3日 松山短期大学学長 清野 良榮
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