大学院パンフレット2021
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■ ■ ■ ■ ■ ■ 経済学研究科経営学研究科言語コミュニケーション研究科社会学研究科法学研究科医療薬学研究科あさ だ  しゅんぺいProfessor主な担当科目/数理解析特講、情報メディア論特講、数理解析演習Ⅰ・Ⅱ、数理解析特殊演習Ⅰ~Ⅲだん  ゆう やきん うぇんしゅん8 数年前、自組織の課題に対する「経験則や感覚を重視した対応の限界」を感じはじめた頃から、自身のスキルアップのための大学院への進学という選択肢を考えるようになりました。しかし、自分が学問と仕事を両立出来るのかという不安が大きく、なかなか一歩が踏み出せない状況でした。そして今年、転職を機に松山大学大学院経営学研究科への入学を決断。日中は仕事、夜は勉強、休日は研究となかなかハードな日々ですが、刺激的で充実した毎日を送っています。 社会人院生は、大学院で学んだ理論を実践(仕事)に活かし、その実践から得たことを分析することが出来るため、理論と実践のリンクや学びのサイクルを意識しやすいことがメリットであると感じています。また、自身の仕事や組織・チームにおける課題をそのまま研究対象とすることもでき、自分が取り組んでいる研究がどのようなインパクトを与えるのかをイメージし易いことも大きなメリットではないかと思います。 大学院生活で(嫌でも)身につく論理的な思考力は、どのような職種であれ役立ちますし、社会人の大学院進学はスキルアップの面でも意味のあることだと思います。しかしそれ以上に、純粋な知的好奇心の探求に対する「楽しい!」という気持ちが、日々の生活や研究活動を充実させてくれます。までに、量子コンピュータやデータ解析など最先端の理論に基づき大学院生とともに研究を進めてきた経験はビジネスの新潮流として社会に還元できているのではないかと考えています。民間企業や公的機関など組織の運営で必要とされる研究分野の開拓が大学院における醍醐味だと実感しています。勘や経験による組織の運営ではなく、データに基づく客観的な意思決定によって、10年後、20年後、あるいは50年後を見据えた産業社会における実践に寄与したい方々とともに研究できることを楽しみにしています。 私は貿易やインターネットを活用したビジネスに興味があって経営学研究科に入ることにしました。 大学院で進める研究では、学部で学んだ専門分野と異なることもあって四苦八苦する場面もありましたが、特講や演習の授業では先生方から専門的なテーマでのディスカッションを含めて丁寧な個別指導を受けつつ、夢の実現に向けて進んでいる実感があります。特に、私はビジネス分野のデータサイエンスに興味がありますので、統計学の基本からSPSSを使ったデータ解析、そしてビジネスの実践につながるところまで先生方のご指導の下で取り組んでいるという状況です。 これからは修士論文として研究の成果をまとめる段階に入ります。大学院でレポートの書き方から学術論文の読み方、学会等での発表を見越した効果的なプレゼンテーションの方法を踏まえて、良い論文として仕上げられるように頑張りたいと思っています。そして、松山大学大学院で学んだことを、将来は日本と中国の懸け橋となるようなビジネスの分野に貢献したいという野望を持っています。淺田 隼平さん経営学研究科/修士課程働きながら学ぶことに意義がある檀 裕也 教授、博士(理学)金 元勛さん経営学研究科/修士課程日本と中国の懸け橋となるビジネス分野に貢献したい最先端の理論的アプローチを現代ビジネスの実践に応用し、産業社会の発展に寄与する。 経営学研究科には、多様なバックグラウンドをお持ちの多くの方々が大学院での高度な研究を志向して集まってきます。例えば、第一線の研究者による最先端の理論をビジネスに取り入れたい経営者、大学の職員として教育のマネジメントに役立てたい方、そして将来の起業に備えて取り組んでいる若者たち。組織や働き方など産業における新しい課題を抱え、教員および大学院生同士のオープンな環境での自由闊達なディスカッションを通じたアカデミックな土壌が大学院の果たす大切な機能と役割です。これ

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