学生懸賞論文集第37号2019(令和元)年度
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94⑷ 分析結果①重回帰分析(GPA除く) 先の単純集計結果より、就職先の満足度で最も重要であったのは「希望する企業だった」であり、次いで「福利厚生が充実している」であった。しかし、単純集計では各項目が就職先満足度にどの程度の影響を与えているかは明らかにできない。そこで、就職満足度を被説明変数とし、先の全ての項目(ただし、GPAは除いている)を説明変数とする重回帰分析を行った。有意水準は5%とする。しかし、Excelで重回帰分析をする際、一度に分析できる説明変数の上限が15であるため、このセクションでは分野ごとに記載を行うものとする。果が、図11である。最も多い票数を得た項目は、「1時間未満」の41票であった。次いで「勉強しない」が36票であった。この結果より、松山大学経済学部4年次生の約8割が1週間で2時間以下しか勉強していないことが読み取れる。なお、11~15時間は回答が得られなかったため、図には記載していない。A)満足度が上がる要因自由度調整済み決定係数R2切片希望する企業だった希望する職種だった福利厚生が充実していた休日数が多かった賃金が高かった交通の便が良かった満足度が上がる要因なし地元企業だった有意F係数7.2161.252***-0.353-0.4140.4370.7060.212-3.016***-0.115***:p<0.01,**:p<0.05,*:p<0.1表1 満足度が上がる要因学生懸賞論文集第37号0.1850.000P-値0.0000.0000.3030.1550.2590.1300.7890.0010.950

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