学生懸賞論文集第37号2019(令和元)年度
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107⑦まとめ誰とでも話せる伝える力協調性リーダーシップ4位(3.88)学業成績(GPA)6位(4.44)5位(4.33)英語力 表13を見ると、『誰とでも話せる』『伝える力』『協調性』の3つの項目は、大学生・社会人ともに平均値が3.0未満であるのに対し、『リーダーシップ』『学業成績(GPA)』『英語力』の3つの項目は平均値が3.0を超えている。以上の結果より、重視しているスキルと重視していないスキルが二極化する結果となった。⑸ 分析結果 先の単純集計結果より、大学生が就職活動までに最も高めておいたほうが良いと思っている項目は『伝える力』であり、次いで『誰とでも話せる』であった。また、社会人が就職活動までに最も高めておいたほうが良いと思っている項目は『誰とでも話せる』、次いで『伝える力』であった。しかし、単純集計では「就職活動を終えた社会人と、大学生でGPAを重視する順番に違いはあるのか」という問題を明らかにできない。そこで、集計した結果をクロス集計表にまとめ、項目ごとに「独立性の検定」を行った。有意水準は10%とする。独立性の検定を行った結果をまとめたものが、下記の表14である。就活を握るファクター -その1つのGPA-大学生( )内は平均値2位(2.83)1位(2.66)3位(2.86)表13 順位付け結果(まとめ)社会人( )内は平均値1位(2.46)2位(2.47)3位(2.76)4位(4.11)5位(4.49)6位(4.71)

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