学生懸賞論文集第37号2019(令和元)年度
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t析137 5-1-4.【回帰分析(飼育年数)】 次に、ペットの飼育年数は現在の幸福度に影響があるかどうかを分析するために、従属変数は「現在の幸福度」、説明変数はペットを飼っている人を対象に「ペット(犬、猫、そのほか含む)の飼育年数」と設定した。 表5は分析結果である。分析の結果、有意な結果は得られなかった。「ペットの飼育年数」は「現在の幸福度」に影響を与えないことが分かった。5-2.【分析結果⑵  t-検定】 5-2-1.【t-検定(飼育経験)】 表6は、各飼育経験の現在の幸福度の平均値である。表6にまとめると、わずかに現在の幸福度に差が生まれたため、我々は、ペットを飼っている状況と飼っていない状況での現在の幸福度への影響を分析することにした。そこで、「ペットを飼っている人」と「ペットを飼っていない人(ペットを飼ったことがある人を含む)」でt-検定を行い、幸福度に差があると言っていいのかを分析した。その結果、全てのt-検定で有意な結果は得られず、ペットの飼育経験は現在の幸福度に影響を及ぼさないことが分かった。係数7.0280.022切片飼育年数(表5)  ペットの飼育年数を説明変数、現在の幸福度を従属変数とした回帰分飼っていない人飼ったことがある人飼っている人現在の幸福度6.969(表6) 各飼育経験の現在幸福度の平均値ペットを飼っている人幸せ説標準誤差0.2390.02929.4480.7547.187P-値1.35E-580.4537.171

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