学生懸賞論文集第37号2019(令和元)年度
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9点以上の土地と免税点未満の土地の平均値を比較して分析を行った。この際、選択肢「5:存在していない」を除いている。 免税点以上の土地の把握状況(図2参照)は平均値が2.7であるのに対し、免税点未満の土地の把握状況(図3参照)の平均値は3.2であった。これらを比べると、免税点以上の土地と免税点未満の土地では0.5も把握状況に差がある。また、免税点以上の土地の把握状況(図2)と免税点未満の土地の把握状況(図3)を比較すると、免税点未満の土地の把握状況(図3)では「1:どこにどの程度存在しているか完全に把握している」と回答した自治体は一つもなかった。これらより、免税点未満の土地は免税点以上の土地に比べて把握されにくいという結果が得られた。(図2)所有者不明土地の把握状況(30万円以上)自治体アンケートを基に筆者作成(n=67)所有者不明土地の解消に向けて 自治体調査と家計調査による実証分析

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