学生懸賞論文集第37号2019(令和元)年度
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615-3 ヒアリング調査結果 ヒアリング調査結果の詳細について見ていく。ヒアリング回答者は、愛媛県立松山北高等学校の教員と、愛媛県立伊予高等学校の教員の2名である。2名それぞれの回答について説明していく。また、①に愛媛県立松山北高等学校の教員の回答、②に愛媛県立伊予高等学校の教員の回答を記述していく。 <eスポーツの部活動導入に対しての賛否>① eスポーツをスポーツとして見ることはできず、eスポーツ部の活動はゲー図26 eスポーツ部入部に対する反対理由 (人) 反対理由として、ゲーム依存になる可能性がある、が最も多い回答だった。やはり、eスポーツ部の活動はゲームをしていることから、子供がゲーム依存になってしまうという懸念が考えられる。eスポーツは、あくまでゲームであって、スポーツとして捉えられていないことが回答結果に影響したと考えられる。また、運動不足の助長になる、睡眠不足に繋がる、勉強しなくなる等、ゲームをプレイすることによる悪影響を懸念する親世代も多い結果となった。ムをしているだけなので、学校でゲームをすることには反対である。② 各部活動に配られる予算は全校生徒から集めたお金から出ているため、eスポーツ部を導入するための費用を支払ってまで、部活動として成り立たせる必要性があるのかが疑問に感じる。また、健康面での被害がないのかどうかを証明できていない限り、賛成か反対か判断することはできない。eスポーツって部活動にしてもいいの?

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