学生懸賞論文集第37号2019(令和元)年度
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76<講 評>論    題:eスポーツって部活動にしてもいいの?論    評:A:論文の形式 1.構成力 論文では、最初に研究の目的と理由、その後は先行研究のサーベイ、分析と考察、まとめが述べられており、執筆要領に従った章立てとなっている。 現状調査をきめ細かく実施し、先行研究、調査結果とつながり、基本的な展開ができている。章節等の体系化も問題ないと思われる。 研究対象を大きく学生、家族および学校と区別し、読者に理解しやすい導線を設け、簡潔に章立てができていた。 2.文章表現力 文章は平易であり、読みやすい印象を受けた。また、論文として適切な論述力をもって執筆されていた。ただ、表題がいきなり「いいの?」とあり先入観・仮説を極端に表に出した表題となっており、サブタイトルで研究分析の指針を出したほうがよかったかもしれない。 3.準拠性 参考文献も高度な専門的な文献を検索して、論文の内容の高度化を図っている。文献・資料については、豊富な文献引用が明示されていて良好と思われるが。惜しまれるべくは、本文に番号等付記により工夫をして欲しかった。インターネット検索はアドレスだけでなく、記事の見出しの表記程度は欲しかった。 また、本文中の引用、参考文献の表記の仕方については、一貫性の無さが見られた。 ①本文中における先行研究の引用において、名字(発行年)とフルネーム(発行年)が混ざっている。学生懸賞論文集第37号

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