松山大学(学生懸賞論文集)第38号
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31値上がりすることが予想される。(図2) 日本の将来人口推計内閣府 年齢区分別将来人口推計(平成28年度)より著者作成2015年は国勢調査、それ以降は推計値 現状分析からもわかる通り、日本は世界的に見ても高い水質基準を保っており、その基準を保ちつつ、さらなる改善を進めるために膨大な技術と資金を費やしている。それに伴って水道代の上昇も進んでおり、尚且つ水道管の耐震工事や水道管の老朽化対策など、今後さらなる資金が必要になると考えられている。しかし、ここまで労力と資金を水道水に費やしている一方で、国民の水道水に対する飲料水としての利用度は年々下がってきていると推測される。その要因としては、ミネラルウォーターの消費量の増加やウォーターサーバーの家庭への普及が考えられる。ミネラルウォーターよりも水道水のほうが厳しい検査基準が設けられているということへの認知度が低いことから、水道水は安全性に問題があると考え、水道水よりミネラルウォーターのほうがおいしいと感水道水は飲める必要があるのか3、仮説

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