松山大学(学生懸賞論文集)第38号
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40「水道水を飲む頻度」に関してはよく飲む=1、たまに飲む=2、あまり飲まない=3、飲まない=4と定め、95人のデータで回帰分析を行った。 分析をした結果は表3のとおりである。(表3) 回答者(全員)のWTPとWTPに影響する要素の回帰分析       有意F= 0.0202切片性別年齢住まい水道水の値段の把握水道代の値段をどう思っているか水道水を飲む頻度 表3の黄色で示した2項目が「水質が下がったら現在の水質に戻すためにいくら払ってもよいかというWTP」に対して有意な影響を及ぼしていることが明らかになった。 有意Fは0.02であり、このすべての係数は0でないということができるため、5%水準で有意である。 「性別」に関してP-値<0.1であり、係数がマイナスなため、男性よりも女性の方がWTPで示した値が低いことが分かる。 「水道代の値段をどう思っているか」に関してP-値<0.1であり、係数がプラスなため、水道代の値段を低いと思っているほど、WTPで示した値が高いことがわかる。 その他の説明変数に関しては「水質が下がったら現在の水質に戻すためにいくら払ってもよいかというWTP」と無関係であることがわかった。学生懸賞論文集第38号係数標準誤差996.0291753.1295.063 -54311.2648.45123323.153 -203316.885-309.9358.24 124.62112.6993.0536t P-値0.0820.0690.1860.5320.3310.0050.9781.7601 -1.841.3328-0.628-0.9782.87460.0271

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