松山大学(学生懸賞論文集)第38号
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57 このように、情報化による情報ネットワークの整備の発達や新型コロナウイルスの影響でオンラインショッピングの利用頻度が増加している一方で、オンラインショッピングで失敗した経験がある人が数多くいる。そこで本稿では、上記のことを踏まえ、オンラインショッピングの中でも、特に失敗経験の多いアパレル商品の購入に注目し、ネット店舗と実店舗のどちらでアパレル商品を購入した方が良いのかを明らかにする。 調査方法として一定期間webアンケート調査を行い、その結果を用いて検証する。アンケートでは、ネット通販に関する全15項目を質問し、その結果を用いて分析を行う。分析方法としては、アンケート調査を利用し、回帰分析を用いて分析を行った。 本稿の目的は、ネット店舗と実店舗のどちらでアパレル商品を購入した方が良いのかを明らかにすることである。したがって、本稿は、1.はじめにから以下の2.現状調査、3.先行研究・仮説、4.分析、5.おわりに、6.参考文献、7付表の構成で進める。 図4はインターネット利用者数の推移を示したグラフである。図4に示す通り1990年代後半から、パソコンや携帯電話など情報機器が普及したことによ図4:総務省「通信利用動向調査」総務省「情報通信白書」(2018年)より筆者作成ネット店舗と実店舗でのアパレル商品の購入 どちらがお得なのか?第2章 現状調査

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