松山大学(学生懸賞論文集)第38号
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58り、インターネット利用者数は急激に増加していることが分かる。近年では、インターネット利用数は約1億人にも上っており、2007年以降のスマートフォンの普及率の上昇が、インターネットを利用する機会をより一層増加させた原因の一つだと考えられる。 さらに、オンラインショッピング利用率の変化を見るために、野村総合研究所が行ったアンケートを基に作成したグラフが図5である。図5に示す通り、インターネット利用が増加したことでオンラインショッピングの利用率も増加していることが分かる。利用者は20代、30代による利用率が特に高いが、どの年代も利用率は年々増加しており、2018年時点でインターネット利用者の8割の人がオンラインショッピングを利用している。図5:野村総合研究所(NRI)「生活者1万人アンケート調査」より筆者作成 また、図6が示すオンラインショッピングの項目支出割合を見てみると、宿泊費や交通費などといった旅費関係費の支出割合が最も高い。一方で、衣類・履物など我々が普段生活していく上で欠かせない商品の支出割合は高いとは言えない。学生懸賞論文集第38号

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