松山大学(学生懸賞論文集)第38号
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61第1節 分析方法 本稿では、「オンラインストアよりも実店舗でアパレル商品を購入する方が、無駄なものを購入することもなく配送需要を抑制できる」という仮説を立証していくため、アンケート調査を行った。アンケートは、LINEやTwitterなどのSNSを用いたwebアンケートを行い、オンラインストアでのアパレル商品の購入に関する質問を行った。本稿のアンケートはコロナ禍以前の状況で回答してもらい、「アパレル商品」を服、靴、かばんとした。アンケートの詳細は付表に記載している。 私たちは、年代、月収、オンラインショップの利用頻度などの違いなどから、アパレル商品の購入がオンラインストアであるべきか、実店舗であるべきかどうかの判断の要因になると考えた。集計後、アンケート結果を基に重回帰分析を行った。第2節 データ アンケート回答者は男性が41名、女性が110名であった。女性に大きく偏りがある結果となった。年齢は10代が11名、20代が70名、30代が1名、40代が25名、50代が54名、60代が7名、70代以上が3名であった。本稿では、webアンケートを用いて調査したため、学生の20代と親世代の40代・50代に偏る結果とアパレル商品を購入する方が、無駄なものを購入することもなく配送需要を抑制できるのではないかと仮説を立てた。さらに、オンラインストアは年代や所得によって利用回数や購入金額も変わりアパレル商品を無駄にした経験も異なるのではないかと考えた。年代や所得の違いが、配送需要量の違いに関係し、年代や所得に合わせた配送需要量の対策ができるのではないかと考えた。これはあくまで私たちが立てた仮説に過ぎない。前文の現状調査、先行研究を基にこのような仮説を立て、オンラインストアによるアパレル商品購入についてのアンケートを行い、アンケート調査を基に明らかにしていく。ネット店舗と実店舗でのアパレル商品の購入 どちらがお得なのか?第4章 分析

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