松山大学(学生懸賞論文集)第38号
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83C:総括 本研究は、オンラインショッピングの利用が増加する現代において、特に購入の失敗が予想されるアパレル商品に着目し、実店舗とネット店舗のどちらで購入することが望ましいかを、webアンケート調査データを用いて検証を行っている。結果として、実店舗の利用を推進する結果とはならなかったが、ネット店舗との併用における幾つかの提言を行っている。データは、無作為抽出による調査ではないので、結論の一般化には注意をしなければならないが、この調査で得られたデータから読み取れることを記述し、オンラインショッピング経験と無駄な商品の購入との関係を検討した点は大いに評価できる。研究論文としては、タイトルや仮説の設定、分析に含めるべきデータの不足や、回帰分析の方法など、まだまだ改善する余地が多い部分が散見されるが、着目したテーマとしては面白いため、今後の研究の拡張に期待したい。ネット店舗と実店舗でのアパレル商品の購入 どちらがお得なのか?

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