松山大学(学生懸賞論文集)第39号
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週5日40時間勤務はもう古い?副業時代の働き方115 3.論証水準 説明の深みは感じられないが、副業や勤務日数の金銭的価値の試算を行っている点は、独創的な論証ということができよう。C:総括 大学生による論文としては優秀であると認められる。審査員2論  評:A:論文の形式 1.構成力 論文では、最初に研究の目的と理由、その後は現状分析及び先行研究のレビュー、分析、政策提言が述べられている。構成もよくできており、丁寧に書かれている。 2.文章表現力 本文の文章は平易であり、読みやすい印象を受けた。ただし、「本研究」「本論」「本稿」が混在しているため、いずれかに統一すると良いだろう。 3.準拠性 執筆要領に基づいて、先行研究や分析方法の引用が行われている。文献や資料の引用方法に問題は見つからなかった。B:論文の内容 1.テーマの設定 「働き方改革」以降、注目を浴びている労働時間や副業の問題を研究テーマとして分析を行っている。問題意識は分かりやすく、勤務日数や副業の金銭的価値を試みるなど独自性のあるテーマだと言える。 2.論証内容 主張は首尾一貫していると考えられる。

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