表3-1 四国地方データの基本統計量 平均 地域なのかもしれない。そこで、本稿では、災害を連想させるような地名がつく地域の地価が、その地名によって影響を受けているのかどうかについて実証分析によって明らかにする。 この章では、四国の自治体を対象に、災害を連想させる漢字を含む地名が地価にどのような影響を与えるかを分析する。分析にあたって、地価の推定モデルにはヘドニック価格法を用いた。ヘドニック価格法とは、財の価格がどのような属性によって説明されるかを明らかにする手法である。分析データとして、東洋経済新報社(2020)を利用した。分析する地域は、愛媛県を含む四国地方の38の都市を分析対象とする。表3-1は、集めたデータの基本統計量である。地価災害出生率財政健全度可住地面積(㎢)人口(人)出生者数転入者数(人)転出者数(人)人口密度(人/㎢)平均年齢(歳)就業人口比率1次産業(%)2次産業(%)学生懸賞論文集第40号標準偏差 最小値 3.01 0.08 1.54533.4598.31 593.082,610.162,746.71 399.3649.3811.66 23.56最大値 1.580.270.12175.6275.6984,994.84 108,984.90858.353,551.383,522.71423.075.471.16 0.00 1.27 211.00 30.78 13,414.0037.00 292.00 386.00 36.4020.40 7.201.30 8.1013.10 7.87 1.00 1.75 792.00 432.12 513,227.00 4,035.00 15,861.00 15,890.00 1,911.10 57.2031.80 54.5083 地価と災害を連想させる漢字の相関
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