■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■入れられ、地域内のシステムに組み込まれているという意味で、協力隊制度の「定着期」の段階にあると言える。表■は、Z市の各質問項目における自治体・協力隊それぞれのスコアを表したものである。表■によると、両者の間に目立ったスコアの差異は見られず、Y市における課題となっていた隊員目線の「現役隊員同士の協力・連携の充実」、「OBOGとの協力・連携の充実」という項目についても、ある程度高いスコアを出している。その一方で、「任期後の定住支援の充実」、「任期後の起業・就業支援の充実」という項目についてはやや低いスコアとなっており、任期後の支援の充実が求められる。また、受け入れ先ごとの行政スコアについてもY市の事例と見比べてみると、行政間のスコアの差が緩和されていることが分かる。そのため、Y市で顕著に見られた受け入れ先ごとの受け入れ体制・支援の格差が、ここでは是正されていると言える。上記では、類似する受け入れ実績ごとに自治体を■つの制度の活用段階(活用初期・拡充期・定着期)に分類した場合、その中で各質問項目におけるスコア分布の差異が最も顕著であるものを事例に挙げてきた。だが、このようなスコア分布は同様の制度の活用段階にある他の自治体においても確認することができた■■。活動内容・方向性の共有気軽に相談できる/受ける課題・改善点を議論できる活動に対する支援の充実任期後の定住支援の充実任期後の起業・就業支援の充実現役隊員同士の協力・連携の充実OBOGとの協力・連携の充実出典:筆者作成隊員A隊員B隊員C隊員D行政A行政B行政C行政D■■■■■■■■学生懸賞論文集第■■号表■Z市の協力隊・行政のスコア14
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