■環境省https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/ondanka/(最終アクセス日■■■■年■■月■■日)炭素化に向けた町民の意識を醸成し、低炭素社会の実現に向けた取り組みを推進した(下川町,■■■■)。一方、後者の取り組みとして「港湾都市・観光都市・工業都市である多様な魅力を活かし包括的に開発させていく」という目標を掲げ、環境・経済・社会の三つの側面における課題の統合的解決を図る「ヨコハマSDGsデザインセンター」を創出することで課題解決を進めた(横浜市,■■■■)。また、前者と後者では横浜市地域イベント時に排出されたCO■を下川町の森林整備によるカーボンオフセットで相殺するなど交流を進めてきた。また、双方の小学生の訪問交流を実施するなど、子どもたちをはじめ市民の環境意識の向上等につながる政策を行っている。SDGsを推進することは、自治体としても地球としても大きなメリットを生み出すと考えられる。そこで本稿では、SDGsの■■番目の目標に焦点を当て、「SDGs未来都市」に選定された自治体とそれ以外の自治体ではどのような影響を生み出すのかを検証する。地球では、太陽からのエネルギーで地上が温まり、地上から放射される熱を温室効果ガスが吸収・再放射することで大気が温められている。この温室効果ガスの濃度が上がることによって温室効果はこれまでより強くなり、地上の温度が上昇する。これを地球温暖化という■。このような現象は、人々が石油・石炭・天然ガスを燃やして電気を作ることで発生する二酸化炭素や、自動車や工場から直接排出される二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスが増えすぎていることが原因と考えられている。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第■次評価報告書(■■■■〜■■■■年)によると、陸域と海上を合わせた世界平均気温は、■■■■年から■■■■年の期間に■.■■℃上昇した。最近の■■年の各■■年間は■■■■年以降のどの■■年間よりも高温を記録しており、さらに、■■■■年■月の世界の平均気温が観測史上最高となる見通しである。このことから、国連事務総長のアントニオ・グテレス氏は、これまでの「地球温暖化」よりも、よりレベルの高い段階に入ったとして「地球沸騰化」という表現を使っている。学生懸賞論文集第■■号■−■.CO■削減の重要性36
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