C:総括学生の論文として、執筆力、論文構成力は優れていると判断する。また、社会的重要度の高いテーマを設定しているため、論文の貢献もある程度存在する。一方で、分析方法やその解釈に対して疑問が残る。上記で指摘したすべてを考慮する必要はないにしろ、論文の問題点や改善点について言及する必要がある。評:■.構成力(論文として章節等の体系化)問題設定が明確であり、各章・節ごとに内容が丁寧にまとめられている。論文全体で見ると、先行研究の展開がやや冗長であるため、自身の論旨の展開には不要である情報もあり、各種の先行研究の情報が論理展開に位置づいていない印象を受ける部分がある。■.文章表現力(論述の明確さ、漢字・用語の妥当性)論述は非常に明確であり、漢字や用語についても誤植などはみられず、よく推敲されたわかりやすい文章である。■.準拠性(文献・資料の引用方法)文献・資料に準拠して議論が進められており、引用方法についても問題はないと考えられる。B:論文の内容■.テーマの設定(問題意識の独自性・妥当性)都道府県の各種の取り組みが、その地域における産業の温室効果ガスの排出量削減に寄与するという先行研究に基づきながら、国が実施する「SDGs未来都市」の選定が各都道府県のCO■排出削減に寄与するかとい審査員■論A:論文の形式STOP温暖化!〜「SDGs未来都市認定」は地球を救えるのか〜57
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