52時的に逃れる手段として、ゲーム内の課金を利用している可能性があると言える。さらに、課金行動はゲーム内での競争や成果を出しやすくするような役割がある。ゲーム内でのランキングや実績の達成は、欲求や快感を満たす要因となりえる。要するに、喫煙者が課金行動に手を出す理由は、ストレス緩和、現実逃避、競争と成果への欲求などが影響を与えていると言えるだろう。また、食事の時間を忘れてまでゲームをする人も少なくはないだろう。ゲームに依存しすぎると食事の時間が削減され、不規則になる可能性が高くなる。また、ゲーム内課金は、プレイヤーに達成感と報酬を与えることができる。それを目的とし、プレイヤーは食事の前倒しや食事を後回しにする恐れがあると考えられる。食事を摂るにしても、遅い時間帯に食べる夜食であることや、ジャンクフードなどの健康的でないものが多いだろう。ナイーブ性が高いと、嫌なことは後回しにしてしまうため、煙草に依存してしまうことや、食習慣が乱れやすくなるといった悪影響が出てくる。課金行動を防ぐにはどうしたら良いのか。まず、過度な課金行動の問題を認識することが大切だろう。自分がどれだけ課金しているか、その支出が生活に与える影響を考える。また支出の優先順位を決めることが大切である。ゲーム課金よりも大切な支出があるかないかを冷静に考える。意識的に課金行動を振り返り、問題があることを認識することが課金行動をやめるための第一段階と言えるだろう。また、具体的な目標を設定することも重要である。例えば、月々の課金額を削減する、特定の期間内に課金を一切しないなどといった、明確な目標を立てることが大切だろう。子どもが多く課金している場合は、■カ月のお小遣いの量を減らすなどといった、親が子供に対して制限をかける必要がある。それに加え、クレジットカードは子どもの手に届かない場所に置く必要があるだろう。また、子供向けのアカウントや親と共有できるアカウント設定もあるため、それにより制限をかけることもできる。その中でも、プレイ制限を設け、課金機能やショップにアクセスする制限の設定を親がすると良いだろう。課金をするにしても、予算学生懸賞論文集第■■号■−■.課金行動への対策
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