学生懸賞論文集 第42号
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61審査員■論評A:論文の形式究を踏まえてWEBアンケート調査を実施し、計量分析を行っている。全体としては、経済学の実証研究プロセスを踏まえてよく取り組んでいることは評価できるものの、学術論文として評価した場合に以下に記した点が物足りなかった。以下の点が改善されれば、入選の基準を満たす可能性があったと評価した。論文の内容について■本論文の独自性・新規性について、調査対象の年齢を広げたこと以外の点が明確に読み取れなかったため、先行研究に比べて何が新しいのかについて明確に記述する。■「重課金」の定義が、「■.はじめに」の中で示されている金額と、アンケート調査の項目とで開きがあり不明瞭なので、分析結果の解釈にも関連することなので明確に定義する必要がある。■分析結果を踏まえた論証においては、根拠が示されていない著者らの主観的な解釈や推測での記述が目立っていた。また、因果関係が明らかでない内容について因果関係を主張している点も多々みられた。これらの記述の仕方については見直す必要がある。論文の形式について■文章の誤植や口語的な表現などがみられたので、注意深く確認する。■分析結果について、モデルごとにサンプルサイズを表記する。■基本統計量(記述統計)は分析結果の前に示し、用いたデータの傾向をしっかりと説明する。■文中の説明で、どの文献について触れているのか明確に示す。■.構成力(論文として章節等の体系化)本論文の構成(現状分析、先行研究の整理とその不十分な点の指摘、スあなたも要注意?スマホゲームに課金する人ってどんな人?

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