学生懸賞論文集 第42号
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■本問題に関する先行研究としては、鈴木(■■■■)■■■−■■■頁、谷口(■■■■)■■−■■頁、仲原(■■■■)■■−■■■頁、前田(■■■■)■■■−■■■頁、今上(■■■■)■−■■頁、今上(■■■■)■−■■頁、内田(■■■■)■■−■■■頁、松本(■■■■)■■−■■頁等が挙げられる。なお、判例評釈としては、昭和■年判決について、瀧川(■■■■)■■■−■■■頁、最決昭■■・■・■■刑集■■巻■■■■頁(以下、「昭和■■年決定」という。)について、鈴木(■■■■)■■■−■■■頁、最決昭■■・■・■集刑■■■号■■■頁(以下、「昭和■■年決定」という。)について、高橋(■■■■)■■−■■頁、鈴木(■■■■)■■■−■■■頁、青木・松村(■■■■)■■■−■■■頁、令和■年決定について、前田(■■■■)■−■頁等がある。67本稿では、以上のような背景を基に「犯人に対する犯人蔵匿・隠避教唆罪の成否」について、今後の研究の一助となるため、従前から現在に至るまでの学説・判例における状況及び各見解の理論的構造等を整理した上で、これらについて若干の考察を加えていきたい。犯人に対する犯人蔵匿・隠避教唆罪の成否について、学説では、成立を肯定する肯定説と成立を否定する否定説が存在している。本章では、本問題に関する学説について、先行研究等を参考にした上で■、従前から現在に至るまでの肯定説、否定説における各見解及び学説の状況を整理していくこととする。本節では、犯人に対する犯人蔵匿・隠避教唆罪の成否に関する学説の見解を整理する。なお、学説の見解は、「共犯の独立性・従属性」や「期待可能性の存否」など、同様の見解を別の視点で論じているものがあり、また、学説においては、肯定説、否定説を同一の視点から批判しているものも少なくない。そのため、本節においては、学説における見解を肯定説、否定説で分類するのではなく、ひとつの見解として把握した上で、肯定説、否定説の各視点及びこれらに対する批判を紹介することとする。また、本節では、学説における見解とこれらに対する批判等を踏まえ、今後の問題解決のアプローチとして筆者自身の考察を加えていきたい。犯人に対する犯人蔵匿・隠避教唆罪の成否に関する一考察−学説・判例における見解及び状況等の整理を中心として−第■節学説の見解第■款共犯の独立性・従属性犯人に対する犯人蔵匿・隠避教唆罪の成否について、かつての学説では、共第■章学説の整理

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