海外留学ガイドブック2019-2020
80/90

何も予定の入っていない時間は大学図この研修中、わたしはWGと呼ばれる、8月と9月はSLIと呼ばれるフライブル■Cas Day2 inフランクフルト■ 松山大学 海外留学ガイドブック 2019-202078派遣留学制度ドイツ語ク大学の語学学校へ通った。渡航前に受けたプレイスメントテストの結果から、わたしはそれぞれB1-1、B1-2のクラスで授業を受けた。後者はドイツの州や政党などについて扱ったので、より難しく、より深くドイツについて学んでいると感じた。午前中の授業以外にも、午後にはセミナーが行われる。ヨーロッパの諸問題を取り上げるものに参加したが、日本ではあまりニュースにされないような経済・政治問題などを学ぶことができた。9月のコースが終わると、大学で開講される冬学期の講義とは別に交換留学生向けの講座(SLI内)を受けられる。種類は様々だが、各講座ごとに推奨語学レベルが設けられている。わたしはドイツ語文法コース(B2-1)、文学系と環境系の講座を中心に受講していた。大学の正規講義は当然ながらすべて速いドイツ語で、残念ながらわからないことが多かったため、聴講生として参加。語学学校でも大学でも筆記試験よりもプレゼンを作る機会が多いうえ、積極的に質問をする生徒が多く、参加者によるディスカッションを重要視している印象。難しいが、それぞれの授業はやりがいを感じられるものだった。いわゆるルームシェア形式の学生寮(名称:Händel)に滞在していた。キッチン用具や掃除用具に関しては用意しなくてもよい。同居人が8人いたが、一般的には3〜5人が多いようだった。キッチン、冷蔵庫、シャワー、居間を共同で使用し、各掃除・ゴミ出し、必需品の買い物(じゃがいも、トイレットペーパー、洗剤、調味料等…1か月ごとにWG経費として住人から徴収)は当番制だ。これらのルールは住むところによって異なる。ドイツ語や英語で同居人たちと意思疎通ができるので、寂しさを感じない・寮についての疑問が解消できるというメリットがあるが、夜中に騒がしいと感じることもあったので、共同生活ゆえのデメリットも。食事は学生食堂で昼食を取り、夜は寮のキッチンで作っていた。スーパーで買えない日本の調味料はフライブルク内にいくつかあるアジアンマーケットで購入することができる。衣服は夏服と秋服を渡航時に持って行き、急に日が短くなり寒くなる10月頃からH&Mなどで冬服を購入。特にコート等の防寒具は日本の物だと寒いと聞いたので、現地のものを購入した。親に日本から送ってもらうのも方法のひとつ。書館で勉強をしたり、タンデムパートナーと会う時間を定期的に取っていた。タンデムでは勉強するだけではなく、お互いのところで料理を作ったり、一緒に映画を見に行ったりもした。ちなみに料金は日本より安いし、ときには日本映画(独語字幕or独語吹替え)が上映されることもある。休日はレギオカルテという定期券を利用して、黒い森地方の山村や周辺地域を訪れた。日曜日は外国系飲食店以外、どこの店もだいたい閉まっているので、寮内で同居人たちと料理を作って食べることもあった。大学関係以外では市民学校の日本語講座に参加させてもらい、ドイツ人の日本語学習の様子や日本語教師の教え方を直に見学したり、ときには手伝いも。参加者が夏休み中に行っていた勉強会にも助っ人として参加していた。また、スタムティッシュと呼ばれる食事会が独日協会や独日学生グループで開催されていたため、月に一度参加していた。フライブルク大学の建物はだいたい街の中心部にあるものが多く、周辺ではカフェやレストラン、バーなどといった飲食店が軒を並べているので、友達と食事をしたり会話を楽しむ場所を探す分には困らない。190,750円309,400円151,530円5,000円400,000円24,000円38,500円128,360円1,247,540円人文学部英語英米文学科4年次生(研修時) 長坂 花蓮Karen Nagasaka■黒い森地方の村ベルリンフライブルク各講座ごとに推奨語学レベルが設けられている。コート等の防寒具は日本の物だと寒い。研修機関や授業衣・食・住STUDY ABROAD DATE●都市名:フライブルク●研修期間: 2015年9/28〜2016年7/29【約10ヶ月間】●宿泊形態:寮●費用概算<必要な経費>・渡航費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・授業料・滞在費・・・・・・・・・・・・・・保険料(個人加入分)・・・・・・・・渡航準備・査証取得費・・・・・・・・・食費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交通費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・通信費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<合計>大学周辺には飲食店が軒を並べている。休日・余暇の過ごし方Federal Repubドイツフライブルク大学University of Freiburg

元のページ  ../index.html#80

このブックを見る