海外留学ガイドブック2020-2021
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フランスでは至る所でフリーWi-Fiをとにかく事前に勉強しておくことに尽自分が日本でいかに「なんとなく」過思い出スナップ▲マダムのお手製ディナー▲放課後にセーヌ川クルーズ▲研修最終日の休み時間▲週末コルマール旅行▲フランスの最高裁61ごしてきたかを思い知りました。レストランで食事をするにしても、自分が「お客様」である認識が捨てきれず、何かしてもらえるのを待ったりしましたが、それが通るのは、本当に人気のある観光地だけです。自分の希望を上手く相手に伝えないと、受けられるサービスも減ってしまいます。また、学校でも、宿題をノートに解いて先生に「見てほしい」とお願いすると、添削してもらえたりしました。とにかく自分から求めていけば、出来ること・してもらえることが格段に増えていくことを実感しました。フランスの国民性としては、あまり型にはめるのもよくないかもしれませんが、とにかく「自分が当事者」であるという意識が日本より強いと感じました。道端でぶつかったらお互い急いでいたにも関わらず責任を追及しあうサラリーマンや、転んだおばあちゃんのもとに駆け寄ってすぐに手を差し伸べる人々など、もちろん日本人にもそのような人たちは沢山いると思いますが、「傍観者」にはなろうとしない、といった印象を受けました。きます。私もある程度の準備はして留学に臨みましたが、少し後悔しました。ホームステイを考えている人は特に、ホストファミリーと会話する機会が想像以上にあります。実際、私は初日に話し過ぎて3日目に気まずい思いをしました。話題に困ったら、その日に行った観光地の写真を見せながら話すと相手も「人は多かった?」、「何を食べた?」と質問してくれるようになります。また、飲食店は場所によって雰囲気に差があり、注文やお会計のタイミングが難しかったです。とにかく、周囲の人を観察してなんとか対応しました。人の真似をするのは現地ではかなり有効だと思います。文献としては、学校で使った教科書・仏検の参考書が1番使い勝手がよかったですが、加えて昭文社の『ことりっぷ』・国際語学社の『あなただけのフランス語家庭教師』を持っていきました。前者はスマホとも連動している観光用の書籍で、注文の仕方等が詳しくよかったです。後者は機内で読んだり、ちょっとした隙間時間の「読み物」として適していました。使用することが出来ますが、セキュリティー面が不安だったので、学校や図書館、大きな美術館での接続に留めました。どうしてもスマホを使いたいときは、モバイルデータ通信を使いました(docomoの海外利用プランを使用。1日千円弱)。やっておけばよかったことは、英語の勉強です。フランス語での留学といえど、英語を使う機会は想像以上にあります。先生が補足の説明をするとき、クラスメイトと放課後に話したり観光するときなどです。私は少し英語に苦手意識を持っていたので余計かもしれませんが、他国のクラスメイトの英語は発音も良く流暢に聞えました。もちろん、英語が母国語のクラスメイトもいたので、英語で雑談が楽しめるくらいの力は必要だと思います(クラスメイトは皆優しかったのでゆっくり話してくれました)。もう1つは、筆記体に馴染むことです。レストランのメニューが筆記体だったり、クラスメイトの板書が筆記体だったりして、素早く読むことが出来ず何かと苦労しました。自分が当事者である意識が必要。事前に勉強して準備はしっかりと。英語と筆記体の勉強をしておくと安心。得たもの・学んだもの後輩へのアドバイス!もう一言!Republic

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