海外留学ガイドブック2020-2021
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3475いき、主体性のある学生が多いと思った。・コミュニケーションの取り方次第で、一日でこんなに仲良くなれるのかと驚いた。・大人数で一つの目標に向かって頑張ることは楽しく、絆も生まれやすい。他の人を見ていると、自分では気づけない行動をとる人も多く、他人から学ぶことは多かった。・ボランティアを通して、ボランティアで貢献できることの嬉しさ、人と人とのつながり、家族友人への思いやりなど当たり前のようなことを改めて感じた。・言葉がわからなくても伝えられる手段はたくさんある。・水道の水を一斉にだしたら、水の出が悪くなった時に途上国であることを感じた。日本では当たり前に水を流しっぱなしにすることがあるけれど、水も大切な資源だと実感。・協力してチームワークで物事を進めていく大切さを改めて感じさせられた。■後輩へのアドバイス・気づいたことはボランティアだからすぐ実行すべきだと感じた。・こまめな休憩、暑さ対策が必要(タオル、帽子、塩分チャージ、水分補給)。・あらゆる発見と経験を積むことができた。街灯が日本に比べて非常に少なく、停電する日もある。洗濯は川で手洗いをしている。学校に行かず、親の手伝いをする子ども、暑い中歩いて移動を行う人々、日本はあまりに恵まれていて環境に甘えているが、この経験を糧に考え方を変えていきたいと思う。・日本は「世界の一部」だということを感じた。治安が良く、多くの人が安心して暮らすことができている日本は、世界で争いが起こったり、一日食べるのも難しいような人がいることを忘れがち。・もっと英語を話せるようになりたいというきっかけになった。今でもSNSを通じてミャンマーで出会えた人とコミュニケーションを取ることができている。・初日は本当に驚いた。運転の荒さ、交通量も日本とは異なり、横断歩道も安心して渡れない。砂埃を被るなかで肉や魚を売り、人が口にする。日本人は極度の潔癖症なのではないかと思った。ボランティアを実際に体験することでより興味が湧き、必ず来年も参加したい。・自分の長所・短所を知ることができた。言葉の通じない環境では文章ではなく、伝えようとする気持ちが大切だということを子供たちから学んだ。私は学んだことをすぐに行動に移そうとする姿勢があると分かり、自分の強みになると思った。・ミャンマーの人々は全体的に親切で意欲が高く、与えられた環境で何を得るかは自分の行動と気持ち次第だと彼らを見て思った。・日本語学校の学生から刺激を受け、積極的に話そうという意思が必要だと学んだ。ボランティア活動では子供たちに教えるということの難しさ、できるようになった時の喜びを感じることができた。言葉が通じなくても、どうすれば伝わるのかその場で考えてみんなで助け合って行動することができた。子供たちの教育に少しでも役に立つことができたならとても嬉しい。発展途上国の現状を直接目にすることで日本では当たり前のことが当たり前じゃないこと、日々の生活のありがたさを身に染みて感じるいい機会だった。・英語が分かればある程度のことは何とかなるので、やはり英語は大切だなと改めて思わされた。ミャンマーよりはるかに良い教育環境で勉強させてもらっているのだから、そのありがたさを感じつつ勉強していかなければならないと反省。・小学校では脳だけでなく、心を鍛えることの大切さを学んだ。途上国とはいえ綺麗なホテルで、用意してもらったバスで、通訳の方もいて、という恵まれた環境で研修をさせていただいていた。道に座り込む女性と赤ちゃんをみると、心が痛くなった。日本での生活が基準のように勘違いしていて、途上国に来られたことで考えが変わった。小学校校舎の塗装■ボランティア活動の一日・今までペンキ塗りをしたことがなく、とてもハードだった。・大変疲れる作業だったが、達成感の方が強かった。・積極的にリーダーシップをとりながら、全員が協力してスムーズに活動が終わった。■一つの目的に必要なチームワークとコミュニケーション能力・学生一人一人が自分で仕事を探して動いていた。誰が仕切るでもなく上手く物事が進んで今回体験学習に参加して得たもの・植民地時代の名残、ミャンマーの文化、カルチャーショックだらけだった。「当たり前のことが当たり前でない価値観」に触れるというテーマを持っていたが、それについては達成できたと思う。貧富の差も激しく、ショッピングモール等の華やかさの一方、物乞いをする人も多く、これが現実なのだと感じたが、ミャンマーの人はとても笑顔が素敵で優しく、人に接する上で見習うべき点を多く感じた。

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