海外留学ガイドブック2021-2022
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 海外では気候の違い、生活リズムや食生活の乱れ、ストレス等から体調を崩しやすくなりがちです。また、抵抗力が下がり、病気にかかりやすくなります。病気になった時にはすぐに医者に診てもらうとともに、重大な疾病の場合には帰国する勇気も必要です。また、風邪薬・鎮痛剤等は慣れているものを持参しましょう。 病気や怪我をした時のために、予め信頼できる医療機関を確認しておきましょう。留学先の大学の医療機関や大学指定の病院もありますが、日本語のわかる医療機関を確認しておいてください。(海外旅行傷害保険に加入すると日本語で受診でき、キャッシュレスが可能な医療機関が記載された小冊子が配付されます。) 海外で発生・流行している感染症に、自分自身及び周囲の人達への感染を予防するため、事前に留学先の感染症情報を収集しましょう。必要に応じて予防接種を受ける、渡航を控えるなどの対応をしてください。 特に新型コロナウイルスに対して、ヒトは免疫をもっていないため、既に世界中で大流行(パンデミック)しています。人命や社会経済活動に多くの被害をもたらしていますので、十分に注意する必要があります。 日本の喫煙・飲酒可能年齢は共に20歳ですが、例えばアメリカでの喫煙可能年齢は18歳、飲酒可能年齢は21歳と異なります。また、1ヶ国の中でも州ごとに法律が異なることも多々見受けられます。 海外に留学の際は、生活に関わる現地の法律を必ず事前に調べ留意してください。 留学中は現地での自動車・オートバイの運転は認めていません。慣れない海外での車の運転は大変危険です。道路標識や法律が異なるため、本人がいくら注意しても避けられない交通事故やトラブルに巻き込まれる可能性が高くなり、交通違反・事故を起こして警察に身柄を拘束されたり逮捕されたりする場合があります。賠償責任、保釈金や弁護料等は膨大な費用となる上、法的な手続き等も留学生活に大きな負担を与えてしまいます。28病気にかかってしまったら…感染症(COVID-19【新型コロナウイルス】・SARS・新型インフルエンザ等)について現地の法律について自動車・オートバイの運転について感染症関連情報(外務省海外安全ホームページ)https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所FORTH ホームページ)https://www.forth.go.jp

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