海外留学ガイドブック2021-2022
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私は旅行、街の散策が好きなので、時私は約一年を通して中国に住んでいた私はこの長期留学期間中、校内にある人文学部 社会学科 卒業生 八塚 聖太Shota Yatsuzuka派遣留学制度中国語寮に住んでいました。1か月1,200元とかなり安いのに加え、毎日寮の中を掃除してくれるスタッフの方がいたので常に清潔でした。部屋は二人部屋でルームシェアなので、外国の人と同じ部屋であった私は、違う国の文化や言語を学ぶことができ、良い経験になりました。また、寮を出て10分ほど歩くと最寄りの駅、バス停があるので、移動はかなり便利でした。前期の授業では、基礎からしっかりと中国語を身に付けたかったため、一番下のレベルの初級一クラスを選択しました。そのクラスでは、中国語をほとんどまっさらな状態から学ぶ人が多かったため、英語で中国語の意味や用法を説明していく進め方でした。私は留学開始当初、英語も全く喋ることができなかったのですが、英語も理解しないといけない環境に身を置かれ、同時に英語もスキルアップすることができました。そして、後期の授業ではレベルを上げ、初級三のクラスで勉強しました。そこでは英語はほとんど使われることがなく、中国語の説明も中国語で行われました。また、前期で学んだ中国語を、後期でしっかりと記憶させることができました。●費用概算<必要な経費>・研修費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・旅費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宿泊費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<合計>7,000円20,000円163,000円ので、夏用の薄い服や冬用の厚手の服などを日本から持って行きました。しかし、渡航の際、衣類がかさばり、荷づめにかなり苦労しました。シーズンに合った服を現地で購入するのもありだと思います。中国は物価が安いため、食は値段をあまり気にせず選ぶことができました。また、私は学校近くの中華料理屋によく行き、様々な中華料理にチャレンジしていましたが大量の油を使う料理がほとんどで、お腹を壊すことがよくありました。衛生面に関しても信頼できないお店があるので、気を付ける必要があります。一年間の留学期間中は校内にある寮で生活をしていました。部屋に備え付けの物は、部屋によっては汚かったり、壊れていたりすることがあります。また、窓に網戸がないので、夏場は蚊が入ってきて大変でした。中国のファミリーマートやスーパーには蚊が入って来ないようにするためのネットが売られているそうです。日本と違う部分が多すぎて困惑することが多々ありましたが、寮関係のことは寮にいるスタッフの方に相談すれば解決できたので助かりました。・食費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交通費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・間があればバスや電車を使っていろいろな場所に出掛けました。観光地はもちろん、街から離れた路地に入って中国の生活を見ました。一人のときもあれば、クラスメイトを誘って一緒に行くこともありました。実際に中国に行かなければできない体験でした。また、中国のアプリを使って映画やドラマ、アニメを見ることもありました。日本のものを見ることが多かったですが、それには中国語の字幕があり、中国語の勉強にもなっていました。さらに、日中友好成人式という催しの実行委員をさせていただきました。そこでは、上海にある日本企業に訪問させていただいたり、成人式の企画を考えたりと、貴重な経験をさせてもらいました。そこでできた日本人の友達と交流を深め、一緒にご飯を食べに行ったり、卓球をしたりして、充実した時間を過ごしました。この日中友好成人式は、約半年をかけて準備する大掛かりなものでしたが、空いた時間を有意義に使うことができたのでよかったです。加えて、休日はよく休養をとっていました。病気になりたくなかったので、危機管理として健康面にはかなり気を使っていました。537,000円北京上海200,000円12,000円135,000円▲北京へ旅行に行った際に登った万里の長城62STUDY ABROAD DATE●都市名:上海●研修期間: 2017年9/6~2018年6/29 【約10ヶ月間】●宿泊形態:寮研修機関や授業初級は英語で中国語の意味や用法を理解。物価は安いが、衛生面には気を付けよう。日中友好成人式の実行委員を経験。衣・食・住休日・余暇の過ごし方People's Repub中国上海財経大学Shanghai University of Finance and Economics

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