Creation-158号
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海外語学研修報告経済学部経済学科4年次生留学期間・・・・・・ 2007年3月~2008年2月留 学 地・・・・・・ 韓国・ソウル特別市留 学 校・・・・・・ 建国大学校さ か き は ら2006年度 交換留学(韓国:建国大学校)ゆいか 私が松山大学を志望した1番の理由でもある韓国・建国大学校への交換留学。高校生の頃から抱いていたこの夢をついに実現し、達成してきました。 韓国に行ってすぐの頃は、語学力不足のため、大学の講義を聞くのにとても苦労しました。毎週提出しなければならないレポート、辞書には載っていない経済専門用語、家に帰って復習をするだけで1日が終わる、はじめはそんな日々の連続でした。しかし、自分が夢にしていたことを実現でき、学びたかったことを学んでいるんだと思うだけで、やる気が溢れ出てきました。自分が勉強すればするだけ、講義内容を理解することができるし、いろんな人との会話も楽しめるようになり、初めて勉強がおもしろいと感じました。グループを組み、みんなでレポートを書いたことや、100人以上の生徒の前で発表したこと、韓国語を勉強するため通っていた語学院で2回も優秀賞を取れたこと、今では全てがすごくいい思い出です。 また、留学中に勉強以外にも何か身につけて帰りたいと思い、韓国料理の料理教室にも通いました。家庭料理から韓国伝統料理まで、主婦の方々約20人の中に交じって週2回、半年間通いました。まだ20歳の学生で、しかも外国人が料理を習いに来たということで、初めはみなさん驚かれていましたが、すぐに「姑になった気分~」と言いながら、料理のコツなど細かく丁寧に教えてくださいました。料理教室で知り合った先生や主婦の方々みなさんがとても良くしてくださり、料理教室に行くことがとても待ち遠しかったです。 また国際交流基金が募集していたボランティアにも参加しました。それはソウル市内にある中学や高校を訪問し、日本語授業のALT(Assistant of Language Teacher)として活動するというものです。「ゆいか先生~」と言いながら休み時間に職員室まで訪ねてきてくれた学生たちや、私と出会って日本に興味を持つようになったと言ってくれた学生たちの言葉は一生忘れることができません。ただ、韓国に留学に来て勉強しているだけではなく、自分が誰かの役に立てたという事を本当に嬉しく感じました。 私は留学生活中、辛かったことや日本に帰りたいと思ったことは一度もありませんでした。本当に人に恵まれていたと思います。友だちや先生方、韓国で出会った方々みなさんが、どんな時も私を支えてくださったおかげで、こんなにも充実した留学生活を送れたのだと思います。 私にとって韓国とは、本当に魅力溢れる国です。韓国を知れば知るほど、どんどん夢中になります。留学生活を通して得たものは、言葉では言い表せられない程貴重な経験ばかりでした。そして、私にとっては、ここからが新しいスタートです。留学を通じてまた新しくできた目標を必ず達成できるよう、私はこれからも日々精進していきます。松大な人

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