Creation-159号
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 今年できたばかりの女子駅伝部が、9月23日に行われた第13回中国四国学生駅伝競走大会において、大会新記録で初優勝という快挙を遂げた。全国から集まった選手たちで構成されたチームは、選手5人とペースメーカー役を合わせた6人という少数精鋭で、中学・高校時代から長距離種目で活躍してきた選手たちばかりだ。昨年は準備期間として陸上競技部の中で2人だけで活動してきたが、今年から1年生4名を新メンバーとして迎え、女子駅伝部としての本格的な活動が始まった。毎日5時間近くのハードな練習を繰り返し、技術力とチーム力を磨いている。「どこにも負けない練習をして日本一のチームになることが目標です」とキャプテンの國仙さん。チームを率いる大西監督は、「うちのチームは人数が少ないですが、その分スタッフが選手一人一人の状態に目を掛けやすい。まだまだ自分の可能性に気女子駅伝部全国から集まった優秀な長距離選手で構成される松山大学女子駅伝部。監督とコーチの熱心な指導のもと、着実に力を付けています。監督 大西 崇仁(松山大学経済学部講師)日本体育大学陸上部コーチを経て名城大学女子駅伝部コーチに就任、チームを全国優勝へと導く。<主な指導選手>・堀籠佳宏(北京五輪1600MR代表)・佐藤絵里(第23回ユニバーシアード 10000M優勝)今回は、結成初年度に大会新記録で初優勝という快挙を遂げた「女子駅伝部」をご紹介。絶対に一番になりたい! という強い思いを持った若いチーム。まずは全国大会への出場という大きな目標に向けてがんばっています。付いていない集団で、これから自分の中の力に気付き始めたらもっともっと強くなる、魅力のあるチームだと思います」と語ってくれた。現在は「自分で考えながらする練習」をさせることを心がけているそうだ。自分に必要なこと、不必要なことを考え判断し、最終的には自分の走りを自分で作っていけるようになるのが目標だという。「5人の考えが一つに集まって、互いに意見を交わすことで確実に成長している。2年後に日本一になるという目標を柱にして、きついことや苦しいことを乗り越えて、人間的に成長していって欲しい。走ることが中心の生活を送っていますが、だからこそ陸上を通してたくさんの経験をして欲しいと思います」。 できたての女子駅伝部、「全日本大学女子駅伝対校選手権大会での優勝」という大きな目標に向けてがんばって欲しい。コーチ 村井 啓一(松山大学総合研究所)松山大学卒業後、NTT西日本へ。フルタイム勤務の中、ニューイヤー駅伝出場を果たした。<主な経歴>・2002年琵琶湖毎日マラソン 2時間21分8秒・2003年ニューイヤー駅伝出場(6区)1234561 経済学部経済学科 1年次生 曽我部 真実2 経済学部経済学科 1年次生 荒井 優3 経営学部経営学科 1年次生 光井 佑記4 経営学部経営学科 2年次生 早稲田 知佳5 経営学部経営学科 2年次生 國仙 幸子6 経済学部経済学科 1年次生 矢野 麻利亜女子駅伝部の歩み2007年 4月2008年 4月 7月 9月大西崇仁氏が陸上競技部部長、村井啓一氏が陸上競技部コーチに就任國仙、早稲田が入学荒井、曽我部、矢野、光井が入学陸上競技部(女子)から独立し女子駅伝部へ中国四国大学女子駅伝競走大会 優勝

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