Creation-159号
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自分の「やりたいこと」に向かっていきたい 居酒屋業界で一番競争の激しい新宿で、連日連夜満席という大繁盛をみせている「絶好調てっぺん」。秋川さんは24歳という若さでありながら、この店の店長として活躍中だ。今治西高校時代は熱血球児で、みごと甲子園出場も果たした。しかし、甲子園出場という大きな夢を叶えた後「夢がなくなってしまった」と言う。今まで野球一筋の人生だったから大学に入ったら夢を見つけたい、いろんなことをしてみたい、と松山大学に進学し、野球はもちろんサークルの立ち上げやアルバイトなど、精力的にチャレンジしてきた。そして、その中でも特に飲食店のアルバイトを通じて、新しい夢を見いだしていくことになる。「僕はものづくりや何かを立ち上げることが好きだったんです。ですから2年生くらいの時には松山で何か事業を立ち上げよう、と思っていました。そして、やはり自分が興味のある『食』の分野でやりたい、と思ったんです」。3年生の時に読んだ本の著者の考え方に感銘を受け、東京まで会いに行って一緒に働かせて欲しいと頼み込む。そうして学生でありながら東京で居酒屋の店長に就き、夢に向けて大きな一歩を踏み出すことになる。夢を熱く語る姿はカッコイイと思うんです 「僕は就職活動を4年生に照準を合わせる必要はないって思ってました。いつでもやりたい時にやればいいじゃないですか」。実際に在学中に上京し、半年で売上げ大幅アップという結果を出すことに成功した。その後、株式会社絶好調の社長と出会い、共に会社を立ち上げ「絶好調てっぺん」の店長として現在に至っている。「てっぺん」の朝礼は独創的で、日本中から毎日多くの人が見学に訪れる。「朝礼という場を使ってみんなとの絆を深めています。そして、そこでは『夢』と『ありがとう』を必ず言っているんです」。そんな彼自身の夢は「日本中を元気にする」こと。「僕の中で元気な日本というのは、夢を応援し合い、ありがとうを大切にする社会のことなんです。もっともっとみんなに夢を語って欲しい。居酒屋をやることが目的じゃなくて、夢を語り合える社会を実現するために、飲食店という形を使っていこうと思っています」。三年後には松山に帰ってきて一号店をオープンする予定。すでに具体的なビジョンもコンセプトもはっきりしている。将来の夢を語る秋川さんの姿は本当に活き活きとしてカッコよかった。松大な人株式会社 絶好調ろばた焼き 絶好調てっぺん店長秋川 俊光さん(2006年3月 経済学部 経済学科卒)後輩へのアドバイス僕は、夢を膨らませたい!夢を叶えたい!と上京し、夢を追い続けるカッコイイ大人とたくさん出会い、夢に大小はない!夢は叶う!ということ教えていただきました。その中で「ありがとう」という感謝の思いの大切さも学びました。皆さんも、改めて両親や友人に感謝し、仲間と夢を語り合い、応援しあって夢を叶えちゃってくださいね。「てっぺん」朝礼スピーチ訓練やNo.1宣言、大きな声で自分の夢を熱く語る、エネルギー全開の「てっぺん」の朝礼。「繁盛する店づくり」「強い組織・会社づくり」を目指す朝礼として有名で、全国からわざわざ飛行機に乗って見学に来る人もいる。みんなの夢を応援するために松山に帰ってきます! 1宣言は「愛媛から日本を元気にする男日本一」No.

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