Creation-161号
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留学期間・・・・・・2008年9月〜2009年8月GENG, Yiwei:1457年:11学部100学科(研究所含む):約21,000名:バーデン=ヴュルテンベルク州 フライブルク市:http://www.uni-freiburg.de/フライブルク大学の概要留学生インタビュー 私はフライブルク大学からの交換留学生として大学院の経済学研究科に来ています。生まれは中国の江蘇省揚州市で、中国からドイツに留学し、それから日本へと留学を重ねました。 中国でドイツ人の留学生と友達になり、ドイツに興味を持ったことが最初の留学のきっかけでした。そのときは、中国の大学で勉強することが私にとってなんとなく簡単な気がしていました。もちろん試験や弁論大会など大変なこともありましたが、何か本当に勉強したのか?と考えると…。大学生活の4年間はとても大切な期間ですし「本気で勉強したい」と強く思っていました。ドイツでの勉強はきっと難しいけれど、本当の勉強になるはず、そう思って留学を決意しました。そしてフライブルク大学で日本語の授業を受けたことで「日本ってどんな国?どんな文化なの?」と、もっと知りたくなり、今度はその答えを松山大学への留学で探してみたいと思ったのです。 日本への留学前にフライブルク大学で、日本からの留学生たちのためのチューターとなり、一緒に遊んだり旅行したりして日本語を練習していましたが、やはり日本に来て最初の3ヵ月は、慣れない日本語での会話や勉強は大変でした。また、私は中国出身ですが、長い間ドイツに住んでいるのでヨーロッパ文化の、ゆったりしたリズムというか、時間の流れに慣れていたんだと思います。なので、日本に来て「なんでみんなこんなに忙しそうなの!?」と軽くカルチャーショックも受けました。でも、今では本当に日本が好きになりました。日本の言葉はとても素敵だと思いますし、古い文化や歴史にも興味があります。アニメや映画も面白い。日本の生活や社会をもっともっと知りたいと思って、アルバイトをしたりボランティアにも参加して、多くの人とふれ合ったことも大変勉強になりました。 松山大学では金融学を専攻していて、将来は銀行か保険会社、それも、できればヨーロッパで働きたいなと考えています。専門の授業は大変難しいですが、担当の松浦先生は、私があまり理解できていないと解るまで説明してくれる、本当に優しくて良い先生です。 ドイツでの勉強の仕方は日本と少し違っていて、みんなで一緒に勉強します。ドイツでは先生から「ぜひ友人と一緒に勉強してください」と言われました。松山大学では一人ひとりが勉強して、解らないところがあれば先生に質問する、という感じですね。例えば、授業が終わってから「宿題どう思う?」「今日勉強したこと理解できる?」など、みんなで一緒に勉強することができればもっといいと思います。 私は日本に来る前から日本のことが好きでしたが「何が好きか」は、はっきりと解っていませんでした。その国の人はどう考えているのか、どんな魅力があるのかは、実際に自分の目で見ればどんどん解ってきます。そしていっぱい会話して生活や文化を知る、それは本当に素敵なことだと思います。残りの留学期間、勉強も忙しいですが、日本での素敵な思い出を作りたいと思います。松大な人3大学創立大学学部学生数所在地H P

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