Creation-168号
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「CHANGE」代表石井 康太郎さん経営学部経営学科2年次生尾崎 絵美さん経営学部経営学科3年次生(研修先 新玉小学校)片山 明日香さん経営学部経営学科3年次生(研修先 東温高校) 本気で熱く語ると引かれてしまうこともあるんです。なんでそこまでやってるの?って。そこは価値観の違いなので割り切らなきゃいけないのですが…。伝わる人にはしっかり想いを伝えていきたいと思います。 組織を運営することは大変なことですが、得ることは多いですね。代表として、意見を最終的に一つにまとめることの難しさを痛感しています。みんな熱い想いがありますから。はキャリアとか人に関わる仕事に就きたかったのですが、適性では向いていないと…。悔しかったし「適性は変えられるかもしれない」と思ってこの研修に挑戦してみました。私の研修は小学生に販売体験をしてもらうコーディネートだったのですが、まず社会人と学生ではマナーから違います。その辺りはベンチャーアライアンスさんから指導を受けたり、他の研修生の方にも相談に乗ってもらいました。基本的なことですが、報・連・相をきちんとすることとか…。また、学校・企業・コーディネーターといった「人の繋がりの大切さ」を強く感じることができました。 毎週土曜日の朝から夕方まで社会人の方々と一緒になって座学を4ヶ月、その後平日の昼間に行われる実践研修を3ヶ月。研修場所が遠かったこともあり、授業との両立が大変な時期もありました。就活を目前にして、今まさに進路について悩イベントでは、様々な業種・業態の企業からゲストを招待し、参加学生の満足度も高かった。今後はさらに規模を大きくして、他大学の団体とも共同開催を図りたい。学生生活の中でも、積極的に将来を見据えた「キャリア形成」をしよう!HANGE」では、就職内定者や社会人に体験談を語ってもらう「HUMAN LIBRARY」というイベントを開催しています。愛workさんやNPO法人Eyesさんにもご協力いただいて、学生に熱いものを注ぎ込んでくれる人や、気持ちはあるけど動けない学生のお尻を叩いてくれるような人をゲストとしてお招きしています。僕自身CHANGEを立ち上げた先輩に出会って話を聞き、「このままじゃダメだ、変わらなければ」という気持ちになってCHANGEに入りました。当時はその先輩に憧れていましたが、今では憧れながらも追い抜きたい気持ちになっています。まだまだ未熟ですけど(笑)。んでいるところですが、自分の希望と適性についても考えさせられることの多い体験だったと思います。(尾崎)初にこのお話をいただいたときは「自信がないから怖くてできない」と…。でもやってみないとわからない、一歩踏み出してみなくてはと思って(笑)。実際、30名近くいる参加者の中で学生は私たちだけ、それだけでも大変なプレッシャーでした。実践研修では高校生のインターンシップについて現在の問題点を洗い出し今後のキャリア教育プログラムを提案したのですが、研修の終った今も引き続きコーディネーターとして自分の提案を実際に形にしていっています。 今回の研修を通して感じたのは、キャリア=経歴ではなくて、自分が体験・経験して考えたことがキャリアであり、社会に出てどう考えていくかの道筋を作れるようになるのがキャリア教育じゃないかということです。私の興味はもともと人材・キャリア分野に向いていたのですが、今回の経験でいろんな業界に目を向けることができるようになりました。今は職業としてのコーディネーターに憧れていますが、業界は人材・キャリア分野に限定しなくなりましたね。(片山)就職活動に臨む学生を学生の力で活性・支援する団体「CHANGE」を運営在学中に「キャリア教育コーディネーター研修」を受講し、自らキャリアアップ事例:2事例:1小学生を前に、体験学習について発表する機会も。対小学生、対企業・学校と、それぞれに適した対応もコーディネーターの必須スキル。同じ研修を受講した社会人の前で、研修先での事例を発表。社会人としての責任感を意識し実行することで、大きく成長できた1年となった。UPUPCHECK「C私最キャリア教育コーディネーター研修とは NPO法人ベンチャーアライアンス協会が、経済産業省四国経済産業局より受託・実施している事業。 この事業は、キャリア教育や民間コーディネーターとしての必要な知識・ノウハウを身につけ、以後、キャリア教育を推進できる人材を育成することを目的としている。CREATION 〈No.168〉 2011 Winter8

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