Creation-171号
15/24

第1回 MSPOフォーラム in TOKYO10月1日から本学内に設置された社会連携室が東京オフィスとの連動で大学と産業機関の連携の在り方を考察するフォーラムを開催した。大学がより一層地域に根差し、産業や社会と連携していく意義とは?去る10月5日、東京にて社会連携室(MSPO)主催のフォーラム「ケーススタディを通して大学と民間企業が連動した社会貢献活動を考察する」が行われた。震災の影響で開催が遅れていたものの、注目度の高い「産学連携」というテーマに、多くの企業・大学関係者が集った。本学岡村伸生常務理事は開会に先立ち、「本学を首都圏でも知ってもらう良い機会。産学連携について、今回の取り組みそのものを課題の投げかけとしたい」と挨拶。今回は、記念すべき第1回目となったMSPOフォーラムのダイジェスト版をレポート!「CSRの根本にあるのは従業員満足と人材育成」株式会社ローソン CSR顧問 篠崎 良夫さん時代とともに環境問題も人々の価値観も変化。その中で企業が環境経営に取り組むのは、お客様からの評価を得るため。それは、仕事に誇りを持つ「従業員満足」のためにも重要です。社会貢献といいながら、挨拶もなくゴミがあふれた店舗からはお客様は離れていく。従業員が人として成長していくことが、CSRの根本にあります。「メディアにアピールできる産学連携コンテンツを」インフォコム株式会社 NB事業本部 NS第二事業部 EHSG課長 堀 拳駄さん松山大学薬学部、エコ食品健究会との三者共同で薬膳レシピを開発し、弊社携帯サイト「体スッキリオイシイ薬膳」に10月3日より配信しています。レシピのネーミングや見せ方も学生たちの提案を活かしました。掲載と同時にリリースも配信。産学連携の実績として、メディアに取り上げられることも重要視したいです。「大学と地域との新しいパートナーシップに期待」公益社団法人国土緑化推進機構 政策企画部木俣 知大さん多くの企業が社会貢献や社員教育など、CSRとしての「森づくり」に注目しています。観光やまちづくりなどへ発展するケースもあり、企業のニーズは多様化。大学は地域との連携に力を発揮できる存在です。森づくりをテーマとした研究やインターンを通して、新しいパートナーシップの開拓に期待します。「学生の“伝える力”に産業界もっと気づくべき」一般社団法人エコ食品健究会 代表理事久保 正英さん先日、産学共同開発した食品を展示販売する大学フェアに行き、企業の理屈の一方で「おいしいので食べてほしい!」という学生の伝える力の強さ、まっすぐさを感じました。知名度が伸びず、定員割れに悩む地方大学は多い。産学連携が課題になる中で、産業界は学生の“伝える力”をもっと有効活用すべきだと思います。愛媛という地にある大学として何ができるか ── 産学連携は、松山大学にとって重要な課題です。大学が媒体となり、企業・団体と連携しながら新しい価値を創造すること。そして地元の人材・知財を循環させること。それは未来を展望する大学に求められる役割です。このたび本学にオフィスが設置され、よりスムーズな事業サポートが可能になりました。魅力あるまちづくりの表玄関として、その重要な役割を果たしていきます。社会連携室 事務長補佐 高岡 秀典地域に根差した大学として   ――社会連携室より松山大学ソーシャル・パートナーシップ・オフィス(MSPO)とは……教育・研究機関としての本学が社会・産業機関と連携することで、新たな知的創造や人材育成に努め、社会貢献や地域づくりに寄与する社会連携事業。そのスムーズな事業遂行のため、学内外の調整窓口として10月1日よりオフィスが設置された。110月1日から本学内に設置された社会連携室が連携の在り方を考察するフォーラムを開催した。大学と民間企業が連動した社会貢献について考える 今回のTopics就活に、情報収集に、ネットワークづくりに、首都圏の力強いサポート基点『東京オフィス』の活用術教えます!!松山大学東京オフィス住  所/〒104-0061      東京都中央区銀座8丁目2-1 ニッタビル6階アクセス/JR山手線「新橋駅」銀座口より徒歩5分     東京メトロ銀座線「新橋駅」     5番出口より徒歩5分T E L/03-6426-1631開室時間/月~金 9:00~17:30     夏期休暇中は月~金9:30~16:30閉 室 日/土・日・祝、夏季一斉休暇、年末年始担 当 者/高橋CREATION 〈No.171〉 2011 Autumn14

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る