Creation-171号
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先生ってすごいルックスが良いですよね。スーツもビシッと決まっていて、お洒落で若々しくって!う~ん、スーツが似合うようにと、普段から体を鍛えてるからかな?しかも授業に関しては時間をかけて細かい部分まで説明してくれるし、大事なところを穴埋め形式にしたプリントを使って進めてくれるから判りやすくって。余白を多く取ってるのはメモしやすいようにと狙ってつくられているんですよね。 そんなに褒めてくれても何も出ないからね(笑)。 ただ話をしているだけではみんな聞くだけで終わっちゃうから、自分の手で書いて記憶してもらっているんだよ。ゼミの時間、木村くんはみんなから意見が出ないときにも、絶対に何か発言してくれるよね。自分から率先して発言することが苦手な学生が多い中、キミは貴重な存在です。場を盛り上げるのは得意です。小学校6年間の通信簿には、成績より「ユーモアセンスあり」って言葉をもらってきました! シーンとしているのは好きじゃないし、ゼミの授業はみんなが意見を出し合ってこそ、良い内容になると思っていますから。解らないことは別に恥ずかしくないってことを、僕みたいに恥ずかしさを感じない学生が発信すると、みんなからもっと意見が出てくるんじゃないかって。学生、それと社会に出たての新入社員木村倉澤木村倉澤木村倉澤木村倉澤木村倉澤木村木村倉澤木村倉澤木村倉澤のうちは、どんな質問をしても許されるものなのに、だんだん聞けなくなってくる。学生のうちにどんどん解らないことを聞いて欲しいんだけど、みんな遠慮しちゃってるね。そうですね。でも、先生のゼミは居心地が良いですよ! 何かを無茶苦茶に求められているわけでなく、自主性を重視してくれているっていうか…。困ったときにも質問に行きやすいし、熱心に対応してくださるのがありがたいです。質問に来てくれたら一生懸命教えるけれど、来ない学生には手を伸ばしません(笑)。だけど、報告(ゼミでの発表)前にはみんな相談に来てくれるね。特に女の子は真面目だよ。法律は言葉が難しくて、そこに振り回されちゃいます。でも、せっかく勉強していることなんだからしっかり学ばなきゃ!行政法のゼミは公務員を目指している学生が結構多いけれど、木村くんの将来の夢はちょっと特殊なんだよね。はい。芸人になりたい、芸の道で生きていきたいと思っています。先生に相談に行ったときは父に告白するような気持ちでした。「法学部に入っているのに」って怒られるかなと心配だったけれど、「あ、そう」って普通に理解してくれて…。味方ってほどではないのかもしれませんが、すごく安心することができました。いろんな学生がいても良いでしょ。木村くんは確実に自分の活動のフィールドを広げているし。舞台でバイトしたりCATVの番組にも出演している。真剣だよね。特殊な方面に進もうとしているから、アドバイスしてあげられることは少ないけれど、行動力はすごいなって思っていますよ。でも、せっかく法律を勉強しているのだから、ネタの一つにでもしてもらいたいなと。もちろん法律芸人として!(笑) 法律は芸の道には関係ないことかもしれないけれど、マイナスには絶対になりません。せっかく松大に入学し、先生のゼミに入ったからには、必ず何かのプラスにしてみせます。法律で人を笑わせるなんて知識がないとできないことだから、かなり高等なテクニックが求められますよ。授業でもそうですが、素人に対して解りやすく伝えるには、まずは僕たちが本当に理解していないと絶対に伝えられないからね。頑張ります。両親にも今年の夏に相談したんですが、僕の家系って自分で道を切り拓くのが大好きなアウトロー的な人が多くて、「おまえもか」みたいなノリで全然驚かれませんでした。でも「やるからには絶対に成功しろ」と。口先だけじゃない、行動が伴っているところが木村くんのすごいところだよ。頑張ってね!はい! 近いうちに必ず成功してみせます。楽しみに待っていてください!!倉澤 生雄Kurasawa Ikuo法学部准教授木村 太一Kimura Taichi法学部法学科4年次生CREATION 〈No.171〉 2011 Autumn6

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