Creation-171号
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 職業選択の幅を広げること、仕事とアルバイトの違いを肌で感じることを目的に、インターンシップ研修に参加しました。初日は2週間のパーソナルゴールを決め、今までの自分の歩みと将来についてライフラインを発表。就活セミナーもあり、人事の方の「一般常識のある人が一番印象に残る」という言葉に重みを感じました。2日目からは企業訪問(営業)の同行、商品開発会議への参加、企画書作成など、さまざまな体験をさせていただきました。特に印象に残ったのは、研修の中で毎日“振り返り”を行ったこと。それが翌日の目標へと昇華し、大きな達成感につながりました。 このインターンシップを振り返ることで、今後の目標が明確に見えてきました。履歴書やエントリーシートが上手く書けても、自分をアピールするための軸がないと相手に伝わらないことを実感。また私はデスクワークより、営業や販売といった人と関わる仕事に向いていることに気づくことができました。就活においても、毎日パーソナルゴールを決めて振り返り、目的意識を持って行動したいと思います。 インターンシップ研修先にこの企業を選んだ理由は、これから社会の中でやりたいことがはっきりしていなかったこと、合同説明会で人事の方のお話をうかがい、他社にはない魅力を感じたことでした。あらゆる体験をさせていただくなかで一貫して感じられたのは、社員全員が「CS=お客様満足度」を高めることを常に意識して行動している点。特に営業の方から、常にお客様の立場に立って考えながら、同時に上手く“距離感”を保つことが大切であることを学びました。 その他にも学んだことは多々ありますが、実際の仕事を肌で感じられたのが何よりも大きかったです。そんな経験はインターネットの企業情報だけでは得られないし、働くことのイメージも湧かなかったと思います。「実際に会ってみる」というのは今後の大切なキーワードになるでしょう。それは就活も同様で、キャリアセンターに足を運んだり、ガイダンスなどに積極的に参加したりして、プロの人の生の声を聞こうと思います。また後輩のみなさんには、こういった貴重な体験ができるインターンシップ研修にはぜひ参加してほしいです。先輩たちはこんなスキルアップをしています!~インターンシップ研修報告~こんなときはキャリアセンターへ!「振り返る」ことで自己の成長と今後の目標が見えた2週間ネットの情報だけでは分からない生の声を聞くことができました 進路に迷ったり、就活に行き詰まったりしたときは一人で悩まずに﹁個別相談﹂を受けましょう。プライバシーに配慮した専用ブースで、経験豊富なスタッフが相談にのります。それが企業研究や自己発見のきっかけになったという先輩の声を多く聞きます。そう、個人面談で得られるのは、自分がどう進みたいかの"気づき"であって、そこに正しい答えがあるわけではありません。 就活は"自分を伸ばすために、こう動いたら良い"と戦略的に考え、自分で行動する課題解決型であるべきです。スタッフはそのためのアドバイスを適切なタイミングで行います。何をどうしたらいいのか分からない…個別相談のススメ 就活の第一歩は﹁自己分析﹂から。簡単にいうと、自分の長所や短所、熱中できることや苦手なことなどをあらゆる角度から分析し、最終的には﹁自分はどんな仕事をしたいのか﹂﹁自分がどんな人間なのかを﹂を導き出すというものです。 方法としては、さまざまな自己分析ツールを使って行うのが一般的。友人や先輩、家族など他の人に評価してもらう﹁他己分析﹂も行い、自己分析とのギャップを埋めるのも良いでしょう。迷ったときはキャリアセンターのスタッフが相談にのりますので、気軽に来てください。どんな仕事が向いているのか分からない…自己分析のススメ河辺 真紀さん経営学部経営学科3年次生インターンシップ先ニンジニアネットワーク(株)池田 卓浩さん法学部法学科3年次生インターンシップ先トヨタカローラ愛媛(株)研修ではグループワークや就活セミナーなども頻繁に行われる。インターンシップ体験のHPをつくったり、出荷入力や同等品調査を行ったり、パワーポイントで企画書を作成したりと、パソコンを使う作業も。自分が立てた企画書を発表。相手に興味を持ってもらうためには原稿を読むだけでなく、自分の言葉で伝えることの大切さを学んだ。インターンシップ研修とは「学生が自らの専攻や将来の職業に関連した職業体験(研修)を行うこと」を意味し、営業や事務など実際のオフィスワークが体験できる。松山大学では授業科目として2〜3年次に履修でき、最大で6単位の取得が可能(個人で受け入れ可能な企業に申し込むことも可能だが、単位認定はない)。CREATION 〈No.171〉 2011 Autumn8

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