Creation-176号
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B・OGInterviewOB・OG インタビュー株式会社コンベックス 取締役 事業部長芝 飛鳥さん  (2012年12月1日就任)Shiba Asuka(2004年3月 法学部法学科卒)※記載している役職名等は取材時のものです。“責任を持って行動すること”大学時代はそれらを身につけた大切な期間でした学生生活は人生の中では短い期間かもしれませんが、私にとってはいろんなことを経験できた大切な時間でした。何ごとも諦めずに一歩踏み出せば違う世界が広がるので、いろんなことにチャレンジして欲しいと思います。そして、自分なりの何か一つしっかりした判断基準を身につけることができれば、今後の人生の心強い支えになってくれるはずです。(社会)◦ハワイ沖で宇和島水産高校実習船「えひめ丸」米海軍と衝突沈没。郵政3事業が日本郵政公社に移管・発足◦米国で4機の旅客機が乗っ取られ、2機がNYの世界貿易センターに激突・炎上崩壊。米英軍によるイラク攻撃◦携帯電話が普及。USJ開園。景気低迷 ほか(学内)◦有師寮1階に「交流学生ハウス」「学生交流室」完成。松山大学創立80周年・短大創立50周年記念事業実施会に出たときに必要なスキルや経験が自然と身に付いていった。 そんな芝さんが就職先に選んだのは当時創業してから3年目という株式会社コンベックス。「創業期の会社に入るとおもしろいことができるんじゃないかなと思って。会社のコンセプトが『社長になりたいヤツ集まれ』というのに魅力を感じました。独立心の強い人ばかりが集まった勢いのよさがあり、やっただけ評価をするという社風も私にはぴったりでした」と語る。 総合職として顧客のリストアップから提案、取材・執筆、時には写真撮影まで、他の会社では部門化・分業することもすべて一人で担当し、3年目くらいからは社員教育を含めた会社全体の業務に携わることとなる。でありながら、学業にも同じく真剣に取り組んでいた。「他大学との合同ゼミで民事訴訟についての勉強したことが一番印象に残っています。早稲田や成城、岡山大学の学生が学校ごとのテーマに沿って発表するのですが、他大学の学生と接することで自分にはないものを気付かされることもよくありました」。合同ゼミを経験することで、自分の課題を期日までに必ずやり遂げないと全体に迷惑がかかるという“責任感”を学ぶことができたという。アルバイトと学業の両立という忙しくも充実した学生生活を送ることで、社 宇和島出身の芝さんは、大学に進学するにあたって「自分で学費を払っていきたい」という意思を持っていた。入学してから卒業まで、早朝から学校が始まるまではパン屋さん、授業が終ったら時計店で、学校が休みの時はほとんど毎日働くこともあったという。責任感が強く、一生懸命な芝さんは店からも信頼され、3年生からは目標通り自分で学費を支払うことができるようになっていた。 アルバイトに明け暮れる日々自分の能力を発揮できる会社を選ぶ濃密に過ごした4年間の大学生活後輩へのアドバイス当然、仕事は忙しくて厳しい部分も多かったが、その分やりがいは大きく、複数のことを同時にこなすことを得意としていた芝さんにとって最適な環境でもあった。「当社は組織の活性化について提案している会社です。困った時には『コンベックスの芝に相談してみよう』と言っていただけるような、専門的なサポートができる存在になれるように極めていきたいですね」。若くして取締役に就任し、個人だけでなく企業としての大きな責任も背負うようになった芝さんの今後の活躍が期待される。学生時代プレイバック2000.4~2004.311CREATION 〈No.176〉 2013 Winter

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