Creation-178号
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○○! うまずい物総選挙!」というタイトルです。これは最近話題になっている芸能人の総選挙にあやかり、愛媛にある多種多様なみかん製品や加工品の総選挙をやろうという事業アイデアです。“うまずい”という新しい指標を創り、地場産品をPRしたいと考えました。村上学長 皆さんが非常に意欲的に学業はもちろん、多様な活動に取り組んでいることを誇りに思います。その意欲・行動力、それから実力を高く評価するとともに、大学という場を使って、多方面にわたって挑戦していることを大変うれしく思います。l成長はどこに現れていますか。平田 レポートをつくるとき、1年次の頃はインターネットの情報を参考にして、形だけを整えることがあったんです。しかし政策論文をつくるなかで、自分で足を運び、直接現地で取材し、自分が感じたことがとても大切なのだと気づかされました。今では、何かあったらインターネット…ではなくて、まずは自分の足で外に出て行き、フットワークで情報を集めるということができるようになりました。西川 私もガイドブックをつくる際に、まずは掲載させていただく店や企業に足を運びました。スーツを着て交渉に行ったのですが、社会人としてのマ非常に良い経験となりました。村上学長 行動力、仲間との協働、価値観の創造といった、各自が社会で必要となる能力を学生生活のなかで身につけることができた点が非常に素晴しいと思います。近年は不況が長引いており、就職の状況についても決して楽観することはできません。そうしたなかでキャリアや社会との接点、そこにおける自分の役割ということを強く意識しているのだなと感じています。現在の大ナーも身につけられたと思います。作業そのものは25名で取り組んでいたのですが、お互いがフォローし合い、励まし合うことで完成まで辿り着きました。協力してプロジェクトを成し遂げられたことこそが、自分自身と仲間の成長の証だと思っています。瀬上 一番は、度胸がついたこと。薬学部では5年次に学外実習をさせていただくのですが、社会人の方々と話ができたり、一緒に仕事ができたりという経験で大いに成長させてもらいました。これから社会に出て仕事をしていくための準備ができましたね。特に松山大学は愛媛大学と連携協定を結んでいるので、愛媛大学で行われる学会にも出席させていただけたことは「行動力や仲間との協働、価値観の創造などは社会で必要となる能力」創立90周年記念特集学長対談村上 宏之学長山田 富秋副学長薬学部医療薬学科6年次生瀬上 直輝さん「大学は社会に出るための準備である」という認識のもと、実習などを通して学業のみならず、人間関係や社会人としての立ち居振る舞いなどについても学べたと考えている。経営学部経営学科4年次生西川 沙季さん25名の仲間とともに松山の観光ガイドブック「いくたび くるたび 松山通」を制作。観光マーケティングの視点を踏まえて、既存のものにはないガイドブックを完成させた。法学部法学科4年次生平田 凌さん松山市主催の「第14回学生による政策論文」において、最優秀賞を受賞。地域活性化の起爆剤となるように、みかん商品を総選挙という形で競わせるアイデアが評価された。5CREATION 〈No.178〉 2013 Summer

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