Creation-180号
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マツダイアイズ今治タオルや伊予かすり、食料品、バリィさんグッズなど約30品目を販売。松山城のマスコットキャラクター「よしあきくん」も会場に駆けつけてくれた。目を引くバリィさんグッズの隣に注力して販売したい商品を配置するなどの工夫も。ジュースなどは試飲できるようにし、商品説明のシチュエーションを整えてアピール。― 「学生キャラバン・松山ひろめ隊」では、どんなことを行ったのですか?清水 県外のショッピングモールに僕たちが仕入れた愛媛の特産品を持ち込んで販売し、愛媛をPRしてきました。芦高 砥部焼や今治タオルはすでに持っている方も多く、自分たちより知識が豊富な方もいらっしゃいましたね。弓立 とにかく声を出し、お客様を呼び込んで商品の説明をしました。櫻本准教授 弓立くんは普段の会話はそうでもないのにセールストークは長かったね(笑)。プレゼン能力があると思いますよ。弓立 経験者の様子を見ながら、自分なりのスタイルをつくっていった成果ですね(笑)。櫻本准教授 愛媛の商品について、皆さんはよく学んだと思います。また声出し、ポップ作成、商品説明、チラシ配り、アンケート集計と、各人が得意なことを前面に出し、回を重ねるごとに工夫していた様子が見受けられました。― 今回の経験を通し、得たものとは何でしょうか?芦高 人に何かを伝えるのは難しいということを再認識。工夫・改善を通じて、プレゼン力が身に付いたと思います。清水 班長として参加した回では、班員一人ひとりがどう動くべきかを常に考えて行動していたので、統率力が身に付いたと感じています。弓立 自分の考えを伝えるために試行錯誤した経験を就職活動はもちろん、社会に出てからも活かしていきたいです。櫻本准教授 人に言われて動くのではなく、状況に応じて自分なりに知恵を尽くすことを全員が自然と行うようになったところに成長を感じました。今後も自発的に問題解決に必要な探究心を身に付けていただきたい。松山ひろめ隊の活動を通して、皆さんが自然とそうした人材に育ってくれることを望みます。松山大学創立90周年記念事業学生キャラバン松山ひろめ隊愛媛・松山大学をPR愛媛の魅力を県外の人に伝えることを通し、社会で活躍できる人材となることを目指す2013年6月、「学生キャラバン・松山ひろめ隊」が発足。県外の商業施設で消費者に愛媛の特産品をPRし、販売するという大役を担った櫻本准教授とゼミ生らがその日々を振り返り、意義について語り合った。松山大学創立90周年記念事業の一つとして、経済学部・櫻本ゼミの学生19名が事業アイデアを発案。愛媛・松山と松山大学を県外地域にPRするため、販売品目の決定、商品の仕入れ、イベントスペースの確保、イベントの運営、アンケート調査などを学生自らが行った。経済学部経済学科・櫻本ゼミ(3年次生)左から、弓立 恭也さん、櫻本 健准教授、清水 達哉さん(高知隊班長)、芦高 泰弘さん(広島隊班長)「状況を推察し、売り場のレイアウトを変えたり、合間に議論してセット販売やセールを行ったりと、自分たちで考えて動きました」と学生たちが活動を振り返った。活動の記録4/2愛媛に対する地域貢献、大学としてのPR、学生の成長を狙いとして「学生キャラバン・松山ひろめ隊」プロジェクトが正式に決定4/16第1回授業にて事業計画を討議5/14第5回松山大学地域調査の申請を検討。愛媛県特産物を調査する方向で調整5月末活動場所の選定・交渉6/4松山ひろめ隊発足7月松山ひろめ隊として仕入れる商品のリストを協議8/8砥部焼観光センター、伊予かすり会館に商品仕入れ10/12・13AEON綾川(香川県)にて活動。テレビ局3社から取材を受ける10/26・27岡山三井アウトレットモール(岡山県)にて活動。事前に産経新聞で報じられ、テレビ局1社から取材を受ける11/2・3フジグラン広島(広島県)にて活動。テレビ局1社で報じられる11/9・10AEON高知(高知県)にて活動。テレビ、ラジオ、新聞で紹介される14CREATION 〈No.180〉 2014 Winter

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