Creation-181号
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2年次生吉村 和樹さんいう使命感をもったりするようになったという。さらに考えたことを実行していく過程において「こうすればいいのではないか」という工夫が生まれ、祭りが終ったあとには見た目やゲームのクオリティ、雨天時の対応など、次につなげるための振り返りも行う。「いろんな社会人の方と接することで、自分の知覚や視野を広げることができていると感じています。また、夏祭りに参加することで、今まで関心のなかった萱町商店街が好きになりました。ゼミの活動とは別に、今後も社会人交流会や地域活性化の活動を企画してみたいと思っています」(岩本さん) 萱町商店街の夏祭りは、小さなブラッシュアップを重ねながら6年間続いてきた。そろそろ大きな変革をしてみたいという溝上先生の想いもあり、2014年の夏はどう進化していくのか楽しみだ。の指向と活動がシフトしてきているように感じます」と溝上先生。 学生は、今まで関わりのなかった地域や社会人との交流に最初は戸惑いながらも、次第にさまざまな意義を見出していく。商店街との打合せを通じて挨拶やマナー、言葉づかいの大切さに気づいたり、「自分たちがしっかりしなければ」といく。基本的に先生はあまり関わらず、きっかけだけ与えたら、あとは学生の自主性にまかせるのが溝上ゼミのスタイルだ。「学生に前年の実績を紹介して、そこから今年はどうしようか、何をしようか、といったミーティングが始まります。ここからはほぼ学生任せですが、回数を重ねるごとに出てくるアイデアも多くなり、傾向としては地域の賑わい促進や社会人との交流という部分に学生ゼミ活動で社会人との接点がつくれる。こんなエピソードも●2年次には夏休みに1泊2日で双海に合宿。昼間は泳いで 夕方からBBQ、朝までトランプで大富豪をして遊んだ!●1年次の「経営学部基礎演習」溝上クラスの約半数が 先生のゼミに入るので、みんな仲が良い。 お互いに何でも言い合える関係を築いている。私たちが溝上ゼミを大好きな理由2年次生中尾 優里さん2年次生岩本 直人さん「気づき」で自分が変わる自分たちで考えたポロシャツのユニフォームをつくるのも恒例に。参加してくれる子どもたちに楽しんでもらえるよう、2年次生全員でいろんなアイデアを出し合いながら頑張る姿も、後輩たちへ脈々と受け継がれていく。※学生の年次は取材時のものです。8CREATION 〈No.181〉 2014 Spring

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