Creation-182号
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ジネスモデル」「システム化・型決め」「行動環境」というフレームワークを見いだしました。さらに良い「行動環境」を生み出すドライバとして「ストレッチ」「サポート」「自律」「規律」「信頼」が重要になることがわかり、これらを鍵として「成長ドライバ理論」と名付けました。現在、これらのドライバ間の相互影響を考察するため、様々会社』を生み出すドライバ(原動力)は何なのか、どのようなメカニズムでいい会社が生み出されるのか、という研究を行っています。 これまでの研究で「経営者」「経営理念・ビジョン」「ビいて、全体的な視野で経営を扱っていません。会社全体の整合性を取りながら采配を振るわなければいけない経営者にとって参考になるとは言い難いでしょう。そこで私は会社全体の経営を捉えて、『いい 私がもっとも力を入れているのは『いい会社』づくりの研究です。『いい会社』とは、“社員を大切にし、社員と会社が共に成長できる会社”と私は定義付けています。その中味をもう少し明確にしようというところから、この研究が始まりました。 経営者は自分の会社を『いい会社』にしたいと思っていますが、経営の基礎として、よく学ばれている経営学は組織論、経営戦略論、人的資源管理論、マーケティング論などをはじめとして細分化されて【略 歴】1957年香川県生まれ1984年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了 1984年松山商科大学経営学部助手講師、助教授を経て  1996年松山大学経営学部教授2001年~2003年松山大学総合研究所長2011年~松山大学キャリアセンター長【活 動】 長らく経営統計学の研究を行い、専門書として『経営統計学のマネジメント的研究』(千倉書房)を、教科書として『読んで使える! Excelによる経営データ解析』(共立出版)をそれぞれ上梓。また4年間の社外取締役の経験をもとに『建設会社でも2ケタ成長はできる!』(東洋経済新報社)を上梓。 研究スタイルは、理論仮説を企業で実践し、結果をもとに理論を改良、この繰り返し。ここ数年は「いい会社」を目指す経営者が使える「いい会社」づくりのための理論の構築に取り組んでいる。 学部・大学院での担当授業は、演習の他に、経営データ解析、情報資源管理論など。経営学部教授 キャリアセンター長東渕 則之Noriyuki Toubuchi経営実践の指針となる総合的な経営学を企業実験とデータ解析を用いて構築する「いい会社」づくりに何が必要なのか3CREATION 〈No.182〉 2014 Summer

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