Creation-183号
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愛媛県庁にて「愛媛県と学校法人松山大学との創業・ベンチャー支援の促進等に関する連携・協力協定書」調印式が執り行われ、中村時広知事と村上宏之理事長が署名した。起業や新規事業展開を活発にし、地域経済の活性化を図る。 取り組みの一環として、学生と社会人を対象に「えひめベンチャー起業塾」を10月に開講。グループワークや議論を通じ、新たな価値創造の方法を学ぶ。愛媛県、公益財団法人えひめ産業振興財団、本学が共催。県内の金融機関も協力する。 中村知事は「地域と経済の活性化には、産学官、金融機関が連携し、起業・創業を支援することが大切。起業塾は起業家精神の醸成や時代を担う経営者の資質向上に寄与するものと心強く思う」と述べた。村上理事長は「経験豊富な起業家の皆様から多様な知見を提供いただき、参加者の意欲とインスピレーションを刺激、新たな起業家を生むきっかけに」と期待を語った。 愛媛県の開業率(国の「雇用保険事業年報」に基づく平成22~24年度3年間の平均)は3.6%で、全国平均4.5%を下回る。ベンチャー経営者育成に、愛媛県と本学は協力して取り組む。ハワイ大学マノア校の学生23名が本学を訪問し、交流事業『KAKEHASHI Project』※が実施された。 初日、小松洋人文学部長の「松山の特色ある生活文化をいろいろな方法で感じてください。架け橋で出会った“縁”を大切に、相互理解を深めてください」の挨拶でスタート。奥村義博人文学部教授による日本の歴史・文化のレクチャー、キャンパス内の見学、四国八十八ヶ所霊場石手寺への訪問などが行われた。人文学部Jay S.Ercanblackゼミの学生がハワイ語学研修の成果発表と、この日のために5カ月間練習したフラダンスで歓迎すると、訪日団の学生も本場のフラダンスを披露。理解と友情を深めた。 翌日は人文学部の学生42名とともに、バスで今治市へ。観潮船での来島海峡急流体験や造船所見学では、船上から歓声があがった。しまなみ海道のサイクリングで瀬戸内の多島美を楽しみ、大三島・大山祇神社で日本文化に触れるなど、野外活動を満喫した。※KAKEHASHI Project/U.S-Japan Councilと独立行政法人国際交流基金が主催するKAKEHASHI Projectに、本学人文学部が創設40周年記念事業として参加し、プロジェクト訪日団のハワイ大学マノア校の学生受け入れと本学学生との交流事業を企画したもの。四国内の薬学系大学院生、薬学部生が集結し、本学を会場に開催。研究発表や総合討論では白熱した議論が交わされ、特別講演では諸教授から若い世代への期待も語られた。今回で3回目となるこのフォーラムは、回を重ねるごとに内容の充実が図られ、討論も活発になっており、同時に貴重な大学間の交流の場となっている。「砥部町バランスシート探検隊」事業に、経営学部溝上達也ゼミの2・3年次生13名が参加。バランスシート(貸借対照表)から町の財政を知ることを目的とし、砥部町が初めて実施。財政状況の説明、公共施設見学の後、問題点を討議した。参加者は「自分の町のバランスシートを意識するようにしたい」と語った。「全日本大学対抗テニス王座決定試合中国四国地区大会(1部リーグ)」で3年連続の男女アベック優勝。男子は13年連続31回目、女子は3年連続10回目。10月22日(水)からの全国大会に向け、男子主将・岡林航介さん(経済4年)は「今年こそベスト4以上」、女子主将・中嶋優さん(経営4年) は「一層のレベルアップを」と意気込みを語る。中四国各地から高校生・保護者ら2,159名が来場。在学生による「オープンキャンパスガイド」からスタート。「大学入試センター試験受験対策講座」は今年も好評で、スポーツ施設見学バスツアーも実施された。在学生も、学内を案内する「キャンパスツアー」など多数の企画で活き活きと松大のキャンパスライフを紹介した。既に行われた行事・イベント等のご報告起業家の育成支援を促進~愛媛県と連携協定を締結~ハワイの大学生と交流を深める~KAKEHASHI Project~「四国の全薬学部による学生フォーラム」開催経営学部生が地域の財政課題にアプローチテニス部3年連続アベック優勝~テニス王座中四国大会~君だけの物語を描こう~第2回オープンキャンパス~報告8/19(火)・20(水)報告9/13(土)・14(日)イベント8/1(金)・2(土)報告8/22(金)課外活動9/1(月)~4(木)イベント8/2(土)・3(日)13CREATION 〈No.183〉 2014 Autumn

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