CREATION-194号
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マツダイゼミ探訪座学・実学をバランスよく地域学習に結びつける 「地域社会に飛び込み、真の社会人基礎力を身につける」ことをテーマとしている松本ゼミ。経済学を基本として、座学と実学をバランスよく組み合わせ、それらを地域学習にまで高めていくことを心がけているという。そこで2年次生では、最初のステップとして経済学への学びを深め、パソコン操作を身につけるため座学を中心に展開。グラフ作成やプレゼン資料のまとめ方などのノウハウを、3年次生でのグループワーク、フィールドワークへと生かしていく。グループワークは、松本教授が提示した研究テーマに基づいて進められる。「個々の適性や性格を見極めた上で役職を決め、責任の所在を明確化。負担が偏らないよう、役職は適宜リシャッフルするなど微調整はしますが、進行は基本的に学生の自主性にゆだねています」と松本教授。ときに学生同士の意見の衝突や葛藤が起こることもあるというが、「ぶつかるのは一人ひとりが意見を出しているという証拠。行き詰まったとき、それをどう乗り越えるか。たとえ失敗しても、諦めずに挽回しようと励む姿勢を私は評価します」と続ける。地域社会とのふれあいは将来を見つめる機会に 松本教授曰く「3年次生は勝負の年」。フィールドワークとして地域社会に飛び出し、学生自らアポイントメントを取り企業への取材等を行う。様々な企業を訪問して実務に長けた社会人と触れ合う機会は、地域貢献を目指す学生にとって大きな刺激となっているようだ。4年次生の森田さんは「実際に企業の風土や働いている人たちの雰囲気を目地域社会、企業へ積極的にアプローチ学生の自主性を重んじた取り組みにより真の「社会人基礎力」を身につける松本直樹ゼミ経済学部経済学科5CREATION NO.194 2017.7

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