CREATION-195号
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OB Interview人と人とのつながりが、〝今の自分〞の糧に後輩へのアドバイス自分の人脈や興味の対象をどんどん広げていってほしいと思います。学生時代は職業に関する知識・情報も少なく、将来について悩むことも多いでしょうが、興味を持ったことには積極的にトライし、長い人生のなかで本当にやりたいことを見つけてください。学生時代プレイバック 1986.4~1990.3海外 ● ソ連チェルノブイリで原発大事故、東欧に自由化の波、ソ連大統領制導入 ほか国内 ● 男女雇用機会均等法施行、国鉄の分割・民営化、昭和天皇崩御・皇太子明仁親王殿下即位、新元号「平成」に決定、消費税3%導入、大型景気で人手不足、大学入試センター試験実施 ほか学内 ● 法学部開設、「松山大学」「松山短期大学」に改称、西宮新田邸(現温山記念会館)を受贈 ほか学内で過ごす時間が何より大好きだった 入学当初、まずは学内の人の多さに緊張したという久保さんは、入学式のサークル勧誘でひょんなきっかけからグリークラブに入ったことで、一気に友人ができたそう。男性ばかり100人を超えるサークルは体育系のノリもあり、練習は厳しかったが、他大学の団体との交流も多くて楽しく、ハーモニーの快感にも目覚めたという。「授業は真面目に出席していて、単位は一科目も落としていません(笑) 。授業の合間はいつも校内のベンチに座って友人と他愛もない話ばかりしていたし。とにかく大学が大好きでした」。 コンピュータ関係の仕事に興味があった久保さんは、サークルのOBから紹介を受けて人材サービス会社に就職。念願だったシステムの仕事に就くことができた。積み上げてきた経験と人脈があって今がある 4年半ほどプログラマーを経験した後、営業職に異動。久保さんは「すぐに部署でただ一人の先輩が退職したため、〝自分がやるしかない〞と一念発起しました」と話す。がむしゃらに頑張っていくなかで、営業でできた縁がきっかけとなり、現在の会社に転職することに。「前の会社や当時のお客様と、多くの人に支えられてここまで来ることができました。本当に〝人〞に恵まれていると思います。自分の役割も見えてきて、日々やりがいを感じていますね」と笑顔を浮かべる。 ご自身にとって〝仕事に大切なことは何か?〞という問いかけに「とにかく誠実に接すること」と答えてくれた久保さん。今後は蓄積してきたノウハウや人脈、自社のサービスを活用し、地域を元気にする活動を行っていきたいと夢を語る。サイボウズ 株式会社カスタマー本部カスタマーリレーション部 副部長久保 正明 さんKUBO Masaaki1990年3月 経済学部経済学科卒業16CREATION NO.195 2017.10

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