CREATION-195号
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「先生はしゃべり始めたらノンストップ! 分かりやすくて面白いから、ついついひきこまれるんです」と口をそろえる二人。討論は、学生一人ひとりの個性が光る瞬間。相手の理解を得るために、どのように意見を述べるか。それを実践しながら身につけていく。3年次生稲葉 昂史さんINABA Takafumi4年次生出海 真太郎さんIZUMI Shintarou法学部法学科准教授牧本 公明MAKIMOTO Kimiakiたちは少しずつ自分の興味・関心がある分野の知識を深め、自分の意見を出せるようになっていく。「自分の意見を理由付けて説明することを意識するようになりました。同じように思える意見でも、ちょっとした違いを牧本先生は拾ってくださるので、細かな部分こそ割愛せず、自分の言葉で伝えようという気持ちになります」と4年次生の出海さん。また3年次生の稲葉さんは、印象的なテーマとして「なぜ日本では女性だけ再婚の自由が制限されるのか」を挙げる。3年次生のゼミは男子学生のみという女子学生のいない状況下で、● 先生のやさしい人柄と熱意は、ゼミでもコンパでも大いに感じられます!● 将来についてのアドバイスをくださり、早い段階で社会への意識を持つことができます。話が面白くて分かりやすいとても学生思いな牧本先生!私たちが牧本ゼミを大好きな理由他者の立場への想像力を駆使。「実際の判決に疑問を抱き、討議し合った経験が、自分なりの視点を生かせるのではないかという気づきにもなりました」と振り返る。「自分の意見を自分の言葉で伝え、相手に認知してもらう。それは社会の様々な場面において求められる能力ですから、学生時代にその土台づくりをしておくことが重要です」と牧本准教授。法律のなかに込められた真理、思いを相手の立場に立って想像する。やがて社会に一歩踏み出したとき、そのリーガルマインドが、きっと学生たちの強みになるはずだ。6CREATION NO.195 2017.10

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