CREATION-197号
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後輩へのアドバイス大学4年間は自由に使える時間です。いろんなことに積極的に取り組んでください。サークル活動やボランティア活動で人間関係を広げるのも大切なことです。自分が"将来どんな仕事に就きたいか"をできるだけ早く見つけることで、準備にもそれだけ早く取り組めます。学生時代プレイバック 2013.4~2017.3海外 ● ギリシャ債務問題でユーロ危機、トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領に就任 ほか国内 ● アベノミクス、消費税が5%から8%に増税、18歳選挙権施行、映画『君の名は。』が大ヒット ほか学内 ● 松山大学創立90周年、大学院医療薬学研究科(博士課程)を開設、樋又キャンパス完成、第34回杜の都全日本大学女子駅伝で女子駅伝部が優勝、高見澤安珠選手がリオ五輪出場 ほか就職を見据えて選んだ大学で夢を見つけた 高校時代から看護系の仕事に興味を持っていた渡部さんが松山大学を選んだのは、地元大学への進学を希望していたこと、就職先の幅が広くて選択肢が豊富にあることなどが理由だった。2年次にボランティアで東北へ行ったことがきっかけで防災に興味を持ち、3年次では松山市消防団の機能別団員である〝大学生防災サポーター〞としてイベントの補助や広報の手伝いを経験してきた。「人を助ける仕事がしたいと思って看護系を考えていましたが、防災に携わったことで生命と財産を守る消防の仕事に就きたいと考えるようになり、消防士を目指しました。そんなに体力がある方でもなく、消防学校で男性に混じって厳しい訓練を受けるので大変でしたが『やるしかないっ!』でしたね」と当時を振り返って笑う。充実した日々のなかでまた新しい夢が生まれる 消防学校で身体を鍛え法律や倫理を学んだ渡部さん。10月から松山市消防局中央消防署に配属され、火災の現場も経験した。男性440名に対し女性15名という職場で、一日中他の女性職員に会うことがない日もあるという。学んだことが通用せず、現場での判断力が求められるということがあることも実感したが、自分ができることを考え行動をしているそう。「大学時代にゼミの先生から言われ続けた〝自分から積極的に動くように、自分で考えるように〞という教えが今に生かされていると思います。現場での救急活動にも携わってみたいし、地域防災課の仕事にも興味があります」と熱い眼差しで夢を語る。人を、地域を守る、渡部さんのこれからに期待したい。OG Interview「人を助けたい」と願い、選んだ仕事です松山市消防局 中央消防署消火業務担当 消防士渡部 英里 さんWATANABE Eri2017年3月 経済学部経済学科卒10CREATION NO.197 2018.4

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