CREATION-197号
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3年次のゼミ生たち。宇和島市の行政、合併、産業、まちづくり、過疎、えひめ国体の6つのテーマについて調査した。4年次生宇和川 佳那さんUWAGAWA Kana人文学部社会学科教授市川 正彦ICHIKAWA Masahiko3年次生渡邊 奈菜さんWATANABE Nana問題への興味を持った学生が多いようです」と市川教授も続ける。自分なりの視点で分析主体的な取り組みを評価 4年次生では個人で卒業論文に取り組むことになるが、市川ゼミでは、質問紙調査やインタビュー調査を行い、オリジナルのデータで卒論を制作する学生が増えているという。「ただ文献を引用するだけではなく、実際に自分でデータをとり、それを自分なりの視点で分析するなど主体的に取り組む学生の姿を見ると、3年次生のゼミがある程度は活きているかなと感じます」● ちょっとユニークな先生、よく笑う仲間、程よい個性や自己主張、のんびりした雰囲気。全部最高!● 先生はまるで歩く図書館! 学術から雑学、グルメまで、聞いたら何でも教えてくださいます。みんなが自然体でいられる居心地のいい場所です!私たちが市川ゼミを大好きな理由と市川教授も目を細める。4年次生の宇和川さんは、この春から地元広告業への就職が内定。「ゼミ活動を通じて、もっと地域を知ろうという意識が芽生えました。今後は社会人として、地域の人々にしっかり響く広告をつくることができたらと考えています」と目を輝かせる。 「理想を言えば、自分のゼミの卒業生から市長や市議が生まれ、地域活性化を担ってもらえたら」と市川教授。地域に根ざした大学から、地域を担う人材を輩出する。地域社会や行政に関心を持つことが、そんな未来への第一歩となるだろう。ゼミ旅行で行った温山記念会館にて。※学生の年次は取材時のものです。8CREATION NO.197 2018.4

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