CREATION_198号
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中国で日本語を学び日本で法学を学ぶ  日本語に興味があって復旦大学の外国文学部日本語学科に進学し、卒論は高村光太郎の作品を翻訳紹介。大学生時代は文学青年だったのが、友人から自作の詩を「理屈っぽい詩だ」と批評されて文学を断念。逆に、論理的思考力があるのならそれを活かせるのは何かと考えて法学を目指し、さらにせっかく日本語を学んだのだから実際に使いたいという思いもあって、法政大学大学院社会科学研究科(当時)に留学しました。 法律を学ぶといっても、憲法や刑法は中国と日本では国の体制も違うのであまり役に立たない、しかし民法、特に契約に関することならば似ているところがあると思い、勉強を始めたことが今につながっています。 現在、取り組んでいる研究は、成年後見制度と民法71【略 歴】1962年 8月 中国浙江省杭州市生まれ1984年 7月 復旦大学外国文学部日本語学科卒業1996年 3月 法政大学大学院社会科学研究科法律学専攻修士課程 修了2001年 3月 法政大学大学院社会科学研究科法律学専攻博士後期課程 2012年 4月 松山大学法学部准教授2012年 10月 松山大学法学部教授(現在に至る)2016年 4月 松山大学法学部長(2018年3月まで)単位取得満期退学CREATION NO.198 2018.73法学部教授銭 偉栄学術研究SEN Iei世界の趨勢と現場に即した成年後見制度を考察する

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