CREATION_199号
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ごみの分別ルールから環境に対する意識を知る 自発的な環境配慮行動を促進するために、社会の仕組みはどうあるべきかということが私の研究テーマです。省エネルギーやごみの減量など、環境への負荷が比較的少ない行動を人々が選択できるようにするには何をしたらよいか、また社会の仕組みはどうあればよいか考えています。さらに、せっかくごみを減らして資源を節約したいと思っても、ごみになりやすいものしか市場に出回っていなければ意味がないので、制度の面からもアプローチしようとしています。 学部学生時に所属していた研究室では、計量的調査を教えてくれていました。当時、社会の争点となっていたスパイクタイヤの粉塵問題をテーマにした調査プロジェクトで、利便性の追求が環境問題を発生しうる【略 歴】1963年 1982年 3月 東京都立戸山高等学校卒業1987年 3月 東北大学文学部卒業1990年 3月 東北大学大学院文学研究科 博士前期課程修了 文学修士1992年 3月 東北大学大学院文学研究科 博士後期課程 中途退学1992年 4月 東北大学文学部行動科学基礎論講座助手 1993年 4月 松山大学人文学部講師1995年 4月 松山大学人文学部助教授2002年 4月 松山大学人文学部教授(現在に至る) 大阪府大阪市生まれCREATION NO.199 2018.103人文学部社会学科教授小松 洋学術研究KOMATSU Hiroshi自発的環境配慮行動を促す動機と仕組みのあり方を探る

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