CREATION_202号
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データを統計的に調査し評価の仕組みを分析する 私の研究は従業員の評価や給与が専門です。学生時代は体育会準硬式野球部に所属し、あまり勉強する学生ではありませんでした。それが大学院に進学すると、たくさんの論文を読み漁り、研究の世界もしくは社会において明らかになっていない課題(疑問)がどの辺りにあるのかを、自分の頭のなかで整理していかなければなりませんでした。当時、アルバイトしていた居酒屋が今でいうブラック企業で、「なぜこんな仕組みで成り立っていけるんだろう?」と思っていたこともあり、〝どのように評価をすれば、従業員は集団の目的に向かって働けるのか〟ということに興味を持ちました。 小売店の業績は、そのお店の立地やライバル店の状況、従業員の能力など多様な要素で決まると考えられます。その要CREATION NO.202 2019.73経営学部経営学科准教授佐久間 智広学術研究SAKUMA Tomohiro【略 歴】1988年 三重県鈴鹿市出身2007年 三重県立四日市高等学校卒業2011年 神戸大学経営学部卒業2013年 神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了    2015年 松山大学経営学部講師2016年 神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了    2018年 松山大学経営学部准教授(現在に至る)修士(経営学)博士(経営学)企業の人を動かす仕組みについて考える

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