CREATION_204号
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主体性を持ち、仲間と作品を創り上げていくそのプロセスで「やり遂げる力」を養いゼミナール活動を通して、自らの可能性を高める一人ひとりが役割を持ち真剣に取り組む経験を経済学部の学生たちの間で〝ガチゼミ〟と呼ばれているという赤木ゼミ。その所以は、学生が主体性を持ち、ゼミナール活動に真剣に取り組む姿勢にある。まず、2年次生でゼミに入ると、一人ひとりに役職が与えられる。ゼミ長、副ゼミ長、広報、スケジュール管理などがあり、学生自身がゼミ活動をまわしていくことでチームワークが養われていく。赤木誠准教授がゼミにおいて目標としているのは「オリジナルな作品を創り上げる」プロセスを経験するなかで、「やり遂げる力」を身につけること。2年次でディベートなどのグループワークや研究調査、上級生のゼミナール大会の視察などインプットとアウトプットを繰り返し、学びを深めた上で、いよいよ3年次でのグループ研究が始まる。研究に必要なデータを「素することで「調理」を行い、わかりやすいプレゼンを構成するための「盛り付け」を行う。この3要素を大切にすることで、相手に伝わる作品を創り上げていく。そしてそのオリジナルな作品を、学内だけでなく学外のゼミナール大会で発表する。「そんな私のゼミを志望する学生は、私からみてもチャレンジャーだなと思いますよ」と赤木誠准教授は笑うが、「何事も準備を怠らず、地道に努力を重ねることの重要さを改めて感じました。その過程が自信につながることを学んだので、社会人になったときに活かしていきたい」と4年次生の渡部さんは達成感をにじませる。また3年次生の池田さんも「ハードさのなかに、自分材」として集め、それらを分析ゼマミツ探ダ訪イ   5CREATION NO.204 2020.1フィールドワークの手法やプレゼン資料の制作など、研究活動について赤木先生からアドバイスをもらいながら研究に取り組む。経済学部経済学科赤木 誠ゼミ

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